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第27回 佰菇園(日商三共生興 江口智喜総経理)


ニュース 商業・サービス 作成日:2009年12月1日_記事番号:T00019552

総経理のちょっといい店

第27回 佰菇園(日商三共生興 江口智喜総経理)

  
 冬といえば鍋だ。おいしい鍋料理を教えてほしい、と聞かれることも少なくない。今回は鍋料理の中でもちょっと異色の低カロリー、低脂肪、食物繊維が豊富なキノコ鍋をご紹介する。
  
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江口総経理
 
 店は台北市仁愛路四段の佰菇園。江口さんのオフィスのすぐ裏にあり、「たまにヘルシーなものが食べたくなったときに訪れる」という。店内は静かで落ち着いた雰囲気だ。

 メニューはすべてコース料理で、今回は1人520元の鍋をオーダーした。

 まずは八宝茶が出される。クコの実や菊の花などの漢方素材をブレンドした健康養生茶だ。続いて、前菜のあわび茸の刺身とキノコチップ、台湾の豚肉そぼろ、肉鬆に似せたキノコのふりかけが出てきた。肉厚であっさりとした味のあわび茸は、しょうゆとわさびとともにこりこりとした食感を楽しむ。キノコチップはスナック菓子の感覚でぽりぽりつまむ。
 
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あわび茸の刺身

キノコ尽くしをしゃぶしゃぶ感覚で
 
 前菜を味わっているところで、メーンのキノコ鍋が出てきてガスコンロに火がついた。鍋の中はスープのみだ。だしは添加物などを一切入れず、しいたけや烏骨鶏などから数時間かけてエキスを抽出する。キノコや肉を入れる前にスタッフがスープを皿にすくってくれた。漢方素材なども入っているが薬膳鍋のようなくさみはなく、「日本人の口にも合うと思う」と江口さん。血圧調整作用があるなどスタッフの中国語の説明は、想像力でカバーするしかない。

 スープがぐつぐつと煮え立ってきたところで、透明のガラス鍋の中に数種類のキノコと野菜を一気に入れる。だしはしょうゆベースとピリ辛の白いタレの2種類あり、しょうゆは野菜と肉、白いタレはきのこをつけていただく。

 えのきやしいたけなどおなじみのものから初めてみるキノコまでキノコ尽くしの具が鍋に入る。肉類は豚肉やキノコなどを混ぜた手作りのツミレ、水餃子かマントウがある。タイマーがセットされ、音が鳴ったときが食べごろだ。煮え具合などを小まめにチェックする必要がないのもありがたい。

 ツミレと水餃子が食べごろになったころ、豚肉か牛肉を選び、しゃぶしゃぶ感覚でいただいた。
 
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キノコ鍋
 
 最後はさっぱりした亀ゼリーのデザートが出てきた。

 満腹になるが、野菜、キノコが中心なので、胃にもたれることもない。

 これから冬本番。鍋が主役となる食事の機会は増えることだろう。年末の忘年会で暴飲暴食が続いたときは、キノコ尽くしのヘルシー鍋で体調を整えるのもいい。

(取材/ワイズコンサルティング・七沢愛果)
 
佰菇園 

 住所:台北市仁愛路四段71巷17号
 電話番号:02-8773–3160
 営業時間:11:30~14:30
      17:30~22:30
 

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