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第28回 糜家荘(日商日本電計台湾分公司 矢内和宏総経理)


ニュース 商業・サービス 作成日:2009年12月15日_記事番号:T00019844

総経理のちょっといい店

第28回 糜家荘(日商日本電計台湾分公司 矢内和宏総経理)

 
 「ここに日本人を連れてきて『まずい』という人はいない」と断言する矢内さん。日本から役員や家族、友人が来台する際に案内するとしたら、たいてい誰もが知っているような台湾料理や小龍包の有名店が無難だろう。しかし矢内さんは出張者らが来ると、「本当においしいところと、雰囲気が良くて高級な店とどちらに行きますか」という質問をするそうだ。
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矢内総経理

 数日間、滞在した日本人に帰り際にどこが一番おいしかったか、と聞けば、みんな口をそろえて「あのお粥の店」と答えるそうだ。日本から来たある役員は、1週間に4日もお粥を食べていたという。

 駐在前に出張で来て、夜遅くまで仕事をした帰りにたまたま寄ったのが糜家荘に通うようになったきっかけだ。38度以上の熱が出て食欲もないときにふらりと店を訪れ、お粥とハマグリスープを食べたら翌日にはケロッと治ったこともある。

 お粥といっても、日本人がイメージする白粥ではなく、お米の食感を楽しめる粘り気が濃厚な潮州粥だ。また、お粥以外のサイドメニューも充実している。

濃厚な潮州粥に舌鼓

 注文したのは、シイタケと鶏肉のお粥(300元)、スペアリブ(110元)、鶏手羽先のピリ辛ピーナッツ揚げ(180元)、蓮根の炒め(120元)、アロエ入りキウイジュース(150元)。日本語のメニューもあるので安心だ。お粥はマンボウや伊勢エビなど9種類あるが、「シイタケと鶏肉がお薦めです」と矢内さん。ネギ、ザーサイ、豆腐みそなどを振りかけていただく。お粥は大小2種類あるが、2~3人ならば300元の小サイズで十分だ。
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シイタケと鶏肉のお粥
 
 そして矢内さん一押しのスペアリブがやってきた。料理とともにビニール手袋が付いてくる。「ポイントは左手に手袋をはめて、右手にはしを持つこと」と矢内さん。甘めのしょうゆ味のスペアリブにがぶっとかじりつく。

 矢内さんは今やVIP会員で、見知った店員の場合、何も言わなくてもいつもの料理が出てくる。VIP会員は10%オフになる。

 スペアリブと手羽先のピリ辛ピーナッツ揚げはビールのおつまみにぴったりだ。マイルドなお粥と辛みのあるサイドメニューを一緒に食べれば満腹感も味わえる。
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スペアリブ

 「みんな人間だから、どんなお偉方でもおいしいものが食べたい」と矢内さん。高級店でのおもてなしもいいが、あえてお粥という選択もこの店であれば「あり」だ。
 林森北路からもそう遠くない。飲んだ後にラーメンで締める日本とは一風異なる、お粥での締めもまた新鮮だろう。
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蓮根の炒め
 
(取材/ワイズコンサルティング・七沢愛果)

糜家荘
 住所:台北市吉林路226号1F
 電話番号:02-2541-7366
 営業時間:17:30~3:30

総経理のちょっといい店