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10年4月の5大ニュース!


ニュース その他分野 作成日:2010年5月5日_記事番号:T00022523

月間5大ニュース

10年4月の5大ニュース!

 
【1位】基隆市の高速道で山崩れ、4人死亡(25日)
 
 25日午後、基隆市内のフォルモサ高速公路(国道3号)で大規模な山崩れが発生し、走行中の乗用車3台が巻き込まれた。土砂は約22万トンと大量で、幅約200メートル、高さは最大20メートルに達した。パワーショベルなどを動員して捜索した結果、約60時間後の28日未明、タクシー運転手の女性(50)やマッサージ師の男性(55)ら4人の遺体が発見された。遺体は体の部位が四散したものもあり、土砂の激しい衝撃を物語っていた。

 現場は地滑りが発生しやすいとされる流れ盤斜面で、交通部によるとフォルモサ高速には沿道に32カ所、こうした斜面が存在する。現場は依然通行止めになっており、交通部は今月25日までに上下の車線各1本で通行を再開させたい考えだ。また、7日に事故原因に関する第一次報告の発表が予定されている。

【2位】総統VS野党党首、ECFA討論で激突(25日)
 
 馬英九総統と民進党の蔡英文主席が25日、海峡両岸経済協力枠組み協議(ECFA)に関する公開テレビ討論会を行った。「中国ではなく世界貿易機関(WTO)を通じて世界経済と結び付くべき」と批判する蔡主席に対し、馬総統は「両岸(中台)でECFAを締結してこそ他国との自由貿易協定(FTA)締結が可能」と主張した。

 史上初となった現任総統と野党党首の公開討論は大きな注目を集め、各メディアとも世論調査を行って視聴者の反応を測った。「馬総統優勢」「ECFA支持が反対を上回る」との調査結果が大勢を占めたが、野党寄りの自由時報のみ「蔡主席優勢」を報じ、信ぴょう性に対する疑問が他メディアから示される一幕もあった。

【3位】欧州空の便が一時まひ、旅行業界に影響
 
 アイスランドの火山噴火に伴う欧州の空港閉鎖が15日から6日間続き、交通部民用航空局によると、台湾発欧州行き62便に影響が出て、旅程を取り消されたり、欧州に足止めされた旅客は5,578人に上った。ツアーのキャンセルや振り替え、現地に残された旅客の帰台手配に奔走した旅行業界では、経済的損失が1億~2億台湾元に上ったとみられる。

 一方、産業界では、空の便まひによる影響は軽微とする声が大部分を占めたが、ノートパソコン受託生産大手、英業達(インベンテック)からは、4月出荷台数が前月比2割減少するとの見通しも出た。

【4位】韓正上海市長、初の来台(6日)
 
 上海市の韓正市長が6日から9日まで、中国の直轄市市長として初めて、上海万博の宣伝を目的に台湾を訪問した。台北市と文化や観光など交流強化の覚書や、経済交流に関する協定を取り交わした。

 韓市長は、台北市で都市交通システム(MRT)に試乗したり、学校や夜市を視察するなど市民との交流を積極的に繰り広げ、過去に訪台した中国高官とはひと味違った親和力を発揮。台北市民の中国幹部に対するイメージの改善に一定の貢献をしたもようだ。

【5位】台湾版スーザン・ボイル、肥満青年が時の人に 

 ぽっちゃり体型でさえない外見の林育群さん(24)がオーディション番組で素晴らしい歌声を披露した際の模様が、動画配信サイト「YouTube」にアップされてアクセスが集中、「台湾版スーザン・ボイル」として一躍時の人となった。

 海外メディアにも大きく取り上げられた林さんは米国の人気トークショーにも出演。往年の人気俳優ウィリアム・シャトナーとのデュエットを披露して、観客から大喝采を浴びた。今月13日には上海でソニーミュージックとの契約も控えており、どこまで人気を広げられるのか注目されている。
 

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