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10年9月の5大ニュース!


ニュース その他分野 作成日:2010年10月6日_記事番号:T00025706

月間5大ニュース

10年9月の5大ニュース!

 
【1位】台風11号で南部浸水、石化プラント被害26億元
 
 台湾を横断した台風11号(アジア名・ファナピ)による大雨で19日、南部一帯が深刻な浸水被害に見舞われ、石化メーカー47社が集まる仁武工業区(高雄県仁武郷)・大社石化工業区(同県大社郷)では、多くのプラントが操業停止に追い込まれた。大部分は23日に復旧し、被害が最も深刻だった李長栄化学工業(栄化)も10月1日に操業を再開した。台風による同工業区の被害総額は26億台湾元(約68億円)と見込まれている。 

 市の北半分が浸水被害に遭った高雄市では行政対応の遅れに批判が高まる中、陳菊市長が台風当日、災害本部に向かわず公邸にとどまり仮眠を取っていたことも発覚。陳市長は謝罪した上で、11月の市長選で市民の審判を受けるとの考えを示した。

【2位】尖閣事件、台湾は存在感低下
 
 中国の漁船が沖縄県・尖閣諸島(台湾名・釣魚台)の海域で海上保安庁の巡視船と衝突、船長が逮捕され、その後日本が中国の圧力によって船長を釈放した一連の事件で、台湾外交部は3回にわたって「尖閣の主権は中華民国が有する」と表明した。しかし、日中間の摩擦に大きな注目が集まる一方、台湾政府の主張や民間の抗議船出港は全く国際的な関心を呼ばず、台湾は尖閣への領有権主張において存在感の後退が目立った。

 尖閣問題をめぐり29日総統府で行われた会議では、中国による「領海侵犯」について、国家安全局幹部から「中国大陸は中華民国固有の領土であるため、主権表明に対し異議を唱える必要はない」という見解が表明された。ただこの場合、「一つの中国」で中国と対外的に共同歩調を取る立場となるだけに、政府閣僚からも不適切との指摘が出た。日本側も真意を確認する意向とされる。

【3位】台北市で相次ぐ汚職疑惑、郝市長の再選に暗雲
 
 新生高架橋工事や台北国際花卉(かき)博覧会(花博)の調達をめぐる汚職疑惑が相次いで発覚した。工事発注で疑わしい点があったとして台北市は4日、市工務局新建工程処(新工処)の黄錫薫処長ら3人を検察に告発、刑事事件として捜査が行われることになった。

 郝龍斌台北市長(国民党)の市政に対し批判が強まる中、市長側近の李永萍副市長ら3人が13日に辞任した。

 郝市長は15日に11月の台北市長選への立候補を届け出たが、相次ぐスキャンダルを受けて再選は厳しいとの観測が出ている。一部世論調査では対抗馬の民進党・蘇貞昌氏に支持率でリードを許しており、終盤に態勢を立て直せるのかが注目される。

【4位】中華航空、スカイチーム加盟発表
 
 中華航空(チャイナエアライン)は14日、世界2位の国際航空連合、スカイチーム加盟に向けた覚書に調印した。1年以内の実現を目指す。台湾の航空会社による国際航空連合加盟は初のケースとなる。

 スカイチーム加盟の航空会社は、中国の中国南方航空など欧米、アジア、アフリカの13社。相互にマイレージ獲得や特典交換が可能となり、利便性が高まることから、中華航空は搭乗客が1~2割増えると見込んでいる。

【5位】iPhone4発売、人気殺到で年内品薄

 先行予約だけで20万台を超えた米アップルのスマートフォン「iPhone4」が17日午前零時に発売され、わずか2日間で1万台以上を売り上げた。中華電信、台湾大哥大(タイワン・モバイル)、遠伝電信(ファーイーストーン・テレコミュニケーションズ)の通信キャリア大手3社がそろって発売する異例のケースとなった。

 各社が前夜から開催したイベントにはいち早く手に入れようと多くの消費者が詰め掛けた。ただ、アップルからの第一弾の出荷は4万~6万台とみられ、年内いっぱい品薄状態が続きそうだ。
 

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