ニュース その他分野 作成日:2010年12月28日_記事番号:T00027453
月間5大ニュース【7位】花博開幕、花とハイテクが観客を魅了
11月6日、台湾初の国際博覧会「2010台北国際花卉(かき)博覧会(花博)」が台北市で開幕した。台湾の美しい花々や希少植物の展示、裸眼の3次元(3D)映像など最新技術を紹介する展示館などが人気を呼び、台湾内外からの観光客で連日にぎわいを見せている。
新生エリア入り口で入場客を迎える巨大なクジラのオブジェは、格好の記念撮影場所だ(YSN)
展示館で最も人気なのは、新生エリアの「夢想館」だ。「人と自然の共生の旅」がテーマで、裸眼3Dディスプレイ画面の花を腕輪を動かして咲かせたり、360度スクリーンに投影された美しい空と大地のアニメーションや、人の動きを感知して光る花型ロボットなど、ハイテク技術を駆使した花の世界を堪能できる。同館の入場整理券は、連日開場後1〜2時間でなくなってしまうほどの人気だ。
12月20日現在、累計入場者数は延べ229万人に達した。主催の台北市は、来年4月25日までの開催期間中、総来場者数延べ800万人を見込んでいる。
来年は2月に、春節(旧正月)をテーマとした盆栽の展示「冬蔵迎春」(1日〜3月15日)や、来年のえとのうさぎや縁起のよい百合や竹などをあしらった「年宵花特展」(6日〜13日)など、正月ムード満点のイベントが開催される。
【8位】富士康で連続自殺、鴻海集団大揺れの1年
鴻海科技集団(フォックスコン)は8月までに、中国子会社の富士康国際(FIH)深圳工場などで13件に上る連続自殺事件が起きた。異例の事件は注目を浴び、低賃金など悪条件で従業員を酷使する「労働搾取工場」ではないかとの批判も起きた。
郭台銘・鴻海董事長は11月19日、再婚相手との第2子が誕生。めったに見せない父親の表情を見せた(中央社)
鴻海は中国拠点の従業員基本給を倍増させる思い切った賃上げで火消しを図り、同時にコスト上昇に対応するため内陸部への生産拠点移転を進めた。人件費上昇の余波は中国沿海部に進出する台湾企業にも広がった。
鴻海集団は一方、旧・奇美電子(CMO)などを吸収合併して新・奇美電子(チーメイ・イノルックス)として台湾最大の液晶パネルメーカーに生まれ変わらせたほか、中国で3C(コンピュータ、通信、家電)販路構築をスタートさせるなど、今年も積極的な事業展開が目立った。受託生産する米アップルのタブレット型パソコン「iPad」やスマートフォン「iPhone」の世界的な人気も後押しし、9月に早くも民間企業初の年間売上高2兆台湾元超えを達成した。
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