ニュース その他分野 作成日:2010年12月28日_記事番号:T00027451
月間5大ニュース【9位】統一阪急台北店オープン、激戦区で人気百貨店に
10月7日、統一阪急百貨店台北店が台北市信義区にオープンした。新光三越信義新天地、台北101購物中心、ベラヴィータなど大型百貨店が林立するデパート激戦区への進出で注目されたが、都市交通システム(MRT)市政府駅に直結する立地の良さと、独自性の高いテナントの魅力で人気百貨店の地位を確立した。
クリスマス商戦も大いに盛り上がった。来年1月5日までは「建国100年記念セール」を開催している(YSN)
統一阪急台北店のテナント数は約300店舗。そのうち台湾初進出ブランドが31店舗で、同百貨店ならではの目新しい店揃えが買い物客を楽しませている。
日本からは、バッグとアクセサリーの「サマンサタバサ」、トータルビューティーサロン「アトリエはるか」、宇治茶の「つじり茶屋」など17ブランドが台湾初上陸。中でも人気なのは、地下1階に出店したカジュアル衣料店「ユニクロ」で、開店から3カ月近く経った現在でも、週末は買い物客で長蛇の列ができ、入場制限するほどのにぎわいを見せている。
【10位】山崩れ・地震・台風、今年も相次いだ自然災害
毎年のように猛威を振るう自然災害が、今年も相次いで被害をもたらした。
フォルモサ高速で発生した山崩れ。上下6車線が一瞬で完全に土砂で埋まった(中央社)
3月4日、高雄県甲仙郷を震源とするマグニチュード6.4の地震が発生。南部科学工業園区(南科)に工場を構えるファウンドリー大手の台湾積体電路製造(TSMC)などの操業に数日間の影響が出た。
4月25日には基隆市のフォルモサ高速公路(国道3号)基金IC付近で、道沿いの丘陵地が横滑りして道路になだれ込む山崩れが発生。走行中の自動車3台が土砂に埋まり4人が死亡した。この災害をきっかけに経済部中央地質調査所は、地滑りが他の地層と比べて発生しやすいといわれる「流れ盤斜面」のうち、岩盤の横滑りが認められる地点が台湾全土に248カ所存在することを明らかにした。
また9月下旬に台湾を襲った台風11号(アジア名・ファナピ)により南部で大雨となり、高雄県仁大工業区で台湾塑膠工業(フォルモサ・プラスチックス)など10社以上が操業を停止。石化メーカーを中心に浸水による機械設備の損壊など30億元を超える被害が出た。さらに10月21日、台風13号(アジア名、メーギー)の影響で、宜蘭県蘇澳鎮で観測史上最大の雨量を計測。同県と花蓮県を結ぶ幹線道路、蘇花公路(宜蘭県蘇澳~花蓮)の数カ所で土砂崩れが発生し、中国人観光客19人および台湾人ドライバーとガイドを乗せたバスが行方不明になった。11月8日まで捜索活動が続けられたが、ほとんどが発見されないまま、死亡証明書が発行された。
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