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10年11月の5大ニュース!


ニュース その他分野 作成日:2010年12月6日_記事番号:T00026979

月間5大ニュース

10年11月の5大ニュース!

 
【1位】直轄市長選、与野党痛み分け(27日)

 5直轄市体制への移行に伴う市長選挙が27日行われ、与党国民党は台北市、新北市(現台北県)、台中市の3市を、野党民進党は高雄市、台南市の2市をそれぞれ維持した。一方、民進党は全体の得票率で50%に迫り、得票数で国民党を40万以上上回って党勢回復を印象付けた。

 投票日の前夜、連戦・国民党名誉主席の長男、連勝文氏(40)が同党の新北市議候補の集会に参加した際、男に顔面を銃撃され重傷を負う事件が起きた。これによって北部・中部の3市では国民党票が増えたとされ、後味の悪さを残した。

 対中政策が争点にならないまま与党が現有3市を維持できたことを受けて馬英九総統は28日、既定の対中政策とスピードを変更する考えがないことを表明した。

【2位】花とハイテクの競演、花博が開幕(6日)

6日、台湾初の国際博覧会「2010台北国際花卉(かき)博覧会(花博)」が、台北市で開幕した。コチョウランをはじめとする台湾の美しい花や植物の展示、裸眼の3次元(3D)映像など最新技術を駆使した展示館などが人気を呼び、12月5日現在、累計入場者数は延べ146万人に達した。

 開幕初日には入場ゲートの故障などさまざまなトラブルが発生したが、その後改善された。1枚2,500台湾元(約6,900円)の全期間入場券の初回発券分が開幕から10日余りで完売し、人気展示館の夜間の観覧予約券の発行数を増やすなど好評を博している。

 主催の台北市は、来年4月25日までの開催期間中、来場者数延べ800万人、168億元の経済効果を見込んでいる。

【3位】陳水扁前総統、有罪・服役が確定(11日)

 陳水扁前総統(60)の桃園県龍潭郷の工業団地不正売買をめぐる収賄などの公判で、最高法院は11日、有罪を認め懲役11年の判決を下した。これにより陳前総統は刑務所での服役が確定した。同時に妻で共犯の呉淑珍被告にも懲役8年の判決が下った。

 陳前総統は12月2日、台北看守所(拘置所、台北県土城市)から台北監獄(刑務所、桃園県亀山郷)に身柄を移され、「1020」という受刑者番号を割り当てられ、2人部屋に収監された。仮釈放には最低でも10年の服役が必要と報じられている。

【4位】アジア大会テコンドー、不可解な失格で反韓感情噴出

 広州アジア大会のテコンドー競技で、金メダル候補だった台湾代表、楊淑君選手が、試合前の検査に合格していた電子ソックスを規定違反とされるという不可解な判断で失格になった。同試合の審判が韓国系フィリピン人だったことや、世界テコンドー連盟(WTF)の韓国人事務総長が不合理な説明を行ったことから、台湾では反韓感情が噴出。韓国国旗を焼いたり、韓国製品排斥の呼び掛けなどが行われたほか、韓国人学校の正門に生卵が投げつけられるという事件も発生した。こうした事態に楊選手は、「韓国人の誤りではない」と述べ、冷静になるよう呼び掛けた。

【5位】蘆洲線開通、台北MRT網がさらに拡大(3日)

 台北都市交通システム(MRT)蘆洲線が3日、蘆洲〜忠孝新生の11駅、12.5キロメートルの区間で先行開通した。所要時間は19分、MRT淡水線乗り換えで蘆洲~台北も19分で結ばれる。主に通勤客50万人に恩恵がもたらされた。

 開通後1カ月の悠遊カード(イージーカード)での無料試乗期間には延べ400万人が利用した。来年6月末には忠孝新生~古亭間の開通、中和線南勢角(台北県中和市)までの直通運転が予定されている。

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