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11年1月の5大ニュース!


ニュース その他分野 作成日:2011年2月8日_記事番号:T00028049

月間5大ニュース

11年1月の5大ニュース!

【1位】40年ぶり寒い1月、暖房器具の売り切れ相次ぐ

 中央気象局の観測によると、1月(1〜30日)は平均気温が13.8度で、同月としては1971年以降で最も寒くなった。台北は111年間の観測史上9番目の寒さを記録した。

 これにより、家電量販店などで、電気ストーブやセラミックヒーターなどの暖房器具が飛ぶように売れ、品切れが続出した。燦坤3Cの暖房器具販売台数は、例年最も寒い月で5万台のところ、1月は23日までに7万台に上った。このほか、電池式カイロや保温インナー、足湯器など各種防寒グッズもよく売れた。

 春節(旧正月)明けの今週は、11日に大陸の寒気団が再度南下することで、苗栗以北の北部一帯で10度前後まで気温が下がり、週末いっぱい寒く湿度の高い天気になると予想されている。

【2位】米牛肉の3割から成長促進剤、TIFA協議にも影響

 15日に行政院衛生署が実施した市販牛肉のサンプル検査で、台湾では一切残留が認められていない成長促進剤が台北市内の量販店で販売されていた牛肉から検出され、撤去命令が出された。さらに全土で検査を行った結果、米国・カナダから輸入された牛肉の約3割から検出され、衛生署は検査の際の抜き取り率引き上げの措置を決めた。

 なお楊志良衛生署長(1月31日付で辞任)は、成長促進剤残留は26カ国で一定基準まで認められているとしながらも、「現行基準を緩和する考えはない」と強調した。

 これに対しバーガード米国在台協会(AIT)主席理事は25日、台湾は規制が厳し過ぎると不快感を表明。米台貿易投資枠組み協定(TIFA)締結交渉の再開スケジュールにも影響が出たもようだ。

【3位】ECFA関税引き下げ開始、中台で温度差

 中台間の初の包括的経済連携協定、海峡両岸経済協力枠組み協議(ECFA)に基づく物品貿易のアーリーハーベスト(早期実施措置)が1日から実施され、台湾企業による申請が石油化学や機械産業を中心に1カ月で2,500件以上、認可が1,500件近くに達した。一方、中国側は申請・認可件数が伸びず、双方に温度差が見られた。経済部国際貿易局(国貿局)は、中国側で関税引き下げ導入がまだ十分理解されていないためとの分析だ。

 施顔祥経済部長は24日、最大の貿易相手である中国向けがけん引し、台湾の今年の輸出額は10%成長するとの予測を示した。経済部は今後、第一陣の関税引き下げ対象(台湾539品目、中国267品目)に盛り込まれなかった完成車や液晶パネル、一部石化製品なども対象とするよう交渉を行う構えだ。

【4位】S.H.EのSelinaさん、撮影事故から3カ月ぶり退院

 昨年10月、上海でのドラマロケ中の爆発事故で大やけどを負い、林口長庚紀念医院に入院していた女性人気アイドルユニット「S.H.E」のSelina(任家萱)さんが19日退院し、他のメンバー2人と約3カ月ぶりに3人そろってマスコミの前に姿を現した。

 Selinaさんのやけどは全身54%に及び、一時は生死が危ぶまれたほど深刻だった。退院報告の記者会見でのSelinaさんはまだ足取りはぎこちなく、入院中に5キログラム太ったというものの、以前と変わらないかわいらしい笑顔を見せファンを安心させた。

【5位】日本人男性、桃園空港で1900万円没収

 台湾に居住する51歳の日本人男性が16日、現金2,000万円をスーツケースに入れて桃園空港から入境しようとして、外貨管理条例の持ち込み制限違反によってこのうち約1,900万円を没収された。

 男性は税関に対し、日本よりも利率の良い台湾の銀行への預金が目的だったと説明した。多額没収にも冷静な態度だったという。
 

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