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11年2月の5大ニュース!


ニュース その他分野 作成日:2011年3月2日_記事番号:T00028501

月間5大ニュース

11年2月の5大ニュース!

【1位】自動車・食品・エネルギー、値上げ相次ぐ

 日本円高、および原油、小麦、大豆など原料価格の上昇を受け、2月は自動車、即席めん、ガソリンと値上げが相次いだ。

 トヨタの台湾総代理、和泰汽車は円高によるコスト増を受け、一部車種で1.2〜1.5%の値上げを実施。台湾ホンダも1.9〜3.3%、裕隆日産汽車は1〜2%値上げを行った。

 また統一企業(ユニプレジデント)は、即席めん7製品の10〜20%値上げを表明。台湾中油は28日からガソリンを1リットル当たり0.7元、軽油を0.8元値上げした。オクタン価95無鉛ガソリンは1リットル32.5元と、2年6カ月ぶりの最高値となった。

 なお、物価高に対する消費者の不満が高まっていることを受け、経済部は水道、電力の値上げ凍結を表明している。

【2位】台湾人容疑者を中国に送致、フィリピンと外交摩擦

 フィリピン政府は2日、国際詐欺事件の容疑者として摘発した台湾人容疑者14人を、中国政府の求めに従い中国側に引き渡した。これを発端に台湾とフィリピンの間で激しい外交摩擦が起きた。

 台湾はフィリピンが台湾の司法権を無視したとして、李伝通駐比代表(大使に相当)を召還して厳重抗議を行うとともに、フィリピン人労働者の4カ月間の実質受け入れ凍結を決めた。

 フィリピンは同措置の理由に、「一つの中国」政策の順守を挙げたため、馬英九政権による対中融和路線の悪しき副作用との批判も起きた。台湾はフィリピン側に「何らかの謝罪が必要」と強い態度で迫っているものの、フィリピンは拒否する姿勢を崩しておらず、台湾は今後フィリピン人労働者受け入れの全面凍結など、より強硬な措置に踏み切る可能性も示唆している。

【3位】インフルエンザ猛威、死者96人に

 行政院衛生署によると、今冬はインフルエンザが猛威を振るい、昨年7月から2月末までの期間で、死者96人、重症者1,648人に達した。死者のうち53人以上が新型H1N1型に属する。2003年に73人が死亡した新型肺炎SARSを上回る被害となり、寒く湿度の高い日が多かったこと、一昨年の新型インフルの流行後、医師が積極的に通報を行う傾向になったことが統計件数を拡大させたとされる。

 各地の病院では、春節(旧正月)の期間の緊急患者は例年の5割に達し、現在はやや緩和したものの、依然例年よりも2割多いもようだ。衛生署は患者数が一定条件を満たした場合の、インフル診察窓口の常設化も検討している。

【4位】エルピーダ、日本企業初の台湾上場(25日)

 DRAM大手、エルピーダメモリが25日、台湾預託証券(TDR)を発行し、日本企業として初めて台湾証券交易所(台湾証券取引所)に上場した。発行価格21.3台湾元に対し、初値は21.5元、終値は21.7元で1.9%の上昇となった。調達資金は次世代プロセスの研究開発に充てる。台湾上場に当たって坂本幸雄同社社長は、台湾企業と連携して中国市場に参入したいとの考えを示した。なお外国企業の誘致に取り組む台湾証取は「今後、1〜2社の日本企業が上場する可能性が高い」としている。

【5位】プロゴルフに新女王、曽雅妮が世界1位に(13日)

 プロゴルファー、曽雅妮(ヤニ・ツェン、22)が13日、台湾選手として初めて女子世界ランキング1位となり、台湾中が快挙に沸いた。

 曽の世界首位は、ANZ女子マスターズ(10~13日)優勝(通算24アンダー)で実現。これに先立ちISPSハンダ女子オーストラリアンオープン(3~6日)も優勝、続く米女子ゴルフ(LPGA)ツアー開幕戦、ホンダLPGAタイランド(17~20日)も制し3週連続の優勝となった。

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