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11年7月の5大ニュース!


ニュース その他分野 作成日:2011年8月3日_記事番号:T00031636

月間5大ニュース

11年7月の5大ニュース!

【1位】台プラ六軽、火災頻発で全面検査へ

 相次ぐ火災事故が批判の的になっていた台塑集団(台湾プラスチックグループ)は、7月も第6ナフサプラント(通称六軽、雲林県)で2回の火災事故を起こし、昨年7月からの1年で計7回目という異例の状況となった。

 これを受け、政府は第6ナフサ内の全工場を1年以内に順番に停止させて検査を行うよう要求。特に危険度の高い工場については1週間以内に停止・検査計画を提出し、8月末までに実行するよう求めた。台プラ側は8月2日、全力で協力するとの意向を示した。六軽の生産額は台湾石化産業全体の3分の1を占める。このため、各工場の停止・検査は石油化学をはじめ関連産業に大きな影響を与えるとみられる。

 相次ぐ失火の原因としては、六軽が台湾海峡沿いにあるため、塩分を含んだ風によるパイプラインの腐食進行が指摘されている。

【2位】最低月額賃金5%引き上げ、労使双方に不満

 行政院労工委員会(労委会)の基本工資(最低賃金)審議委員会は21日、来年1月からの最低月額賃金を現在より5.03%引き上げ、1万8,780台湾元(約5万円)とすることを決議した。

 これに対し企業団体は、残業代などを合わせれば企業全体で年間348億元の負担増となり、特に中小企業が深刻なダメージを受けると陳情。一方、労働者団体も「2万元以下では労働者自身と家族が生活するには全く不十分」と抗議活動を行った。ただ、企業側は外国人労働者を適用外とするなど補完措置を提示すればとの条件をつけた上で「なんとか受け入れられる」と表明した。

 なお、同最低賃金は今後、行政院の承認を待って正式決定となる。

【3位】中国人自由旅行の出足不調、9月以降に期待

 中国人観光客に対する自由旅行開放から7月28日で丸1カ月となったが、実際の訪台者は633人で、1日当たり上限の500人とほぼ変わらぬ規模に終わった。交通部観光局は、内政部入出国及移民署への申請は1,777人分(27日時点)だが中国当局の認可は1万2,060人分(25日時点)に達しており、意欲は高いもののまだ実行されていないと指摘。開放3カ月後には中台当局で手続きの簡素化も検討するという。業界関係者も、暑さが和らぐ9月以降が需要期との見方だ。

 なお、台湾への団体旅行も3カ月連続で前年同月比2割以上のマイナスと低迷気味で、業界団体は、ツアー料金の低価格競争による質の低下が嫌気されていると指摘した。

【4位】「台湾の光」王建民、2年ぶり大リーグ復帰

 米大リーグでヤンキース在籍中の2006〜07年に、2年連続で19勝を挙げるエース級の働きを見せて台湾中を熱狂させた、「台湾の光」こと王建民投手(ナショナルズ所属)が30日、故障から復活し、約2年ぶりにマウンドに上った。初回に4失点を喫し勝利はお預けとなったものの、2回以降は今後に期待を抱かせる安定した投球内容を見せた。

 長いブランクが空いた王建民だが、人気はいまだ衰えを見せず、同ゲーム放送の平均視聴率は、通常の大リーグ中継の3倍となった。

【5位】レディー・ガガ旋風、熱狂ファンに再会約束

 7月1~4日に初訪台し、大フィーバーを巻き起こした米人気歌手、レディー・ガガは7日、台湾ファンの熱烈な歓迎に感激し「次回の公演が待ち切れない」とフェイスブックに書き記した。

 ガガは新アルバム『Born This Way』プロモーションのため10日間の日本滞在に続いて訪台。3日に台中市で開催したライブには入場者4,000人だけでなく、屋外スクリーン前に3万人以上が集まり、通常より多い9曲を熱唱して声援に応えた。
 

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