ニュース その他分野 作成日:2012年1月4日_記事番号:T00034666
月間5大ニュース【1位】台湾最大の台中大遠百、オープン大盛況(29日)
台湾最大の営業面積(5万4,000坪)の百貨店「台中大遠百」が29日正式開業した。22日からの試験営業期間を含めた年末までの10日間で、業界最高となる1日当たり延べ20万人が来店、当初目標の2.6倍に上る8億台湾元を売り上げ、絶好調の滑り出しとなった。
台中初となる高級ブランドや、「鼎泰豊」など注目度の高い飲食店を数多く誘致したことが奏功した。運営する遠東百貨(ファーイースタン・デパートメントストアズ)は2000年に一度台中市場から撤退しており、カムバックを果たした形だ。好スタートを受けて同店の12年売上目標を急きょ100億元に上方修正したほか、2年以内の台中2号店を視野に入れる。
同店は業界最高売上高の新光三越百貨・台中中港店と隣り合っており、相乗効果で地域一帯に賑わいをもたらすことが期待される。
【2位】訪台観光客、600万人を達成(28日)
2011年の訪台観光客が、史上初の600万人を達成した。600万人目となった韓国人観光客、キム・ヒギョンさんに28日、桃園国際空港で、毛治国交通部長から記念品が手渡された。
訪台観光客は8年連続の増加で、特に馬英九政権が中国人による台湾観光旅行を開放した08年からは約36%もの伸びを記録した。昨年も1〜11月の統計で、中国人観光客が160万2,800人と最も多かった。また、日本人観光客は、羽田〜松山路線の就航効果、および東日本大震災に対し多くの義援金が寄せられたことから台湾への関心が高まり、前年同期比19.13%増(116万6,000人)の大幅な伸びを示した。馬政権は、将来的に通年で観光客1,000万人が訪れる「観光大国」となるビジョンを描いている。
【3位】iPhone4S発売、38万人が順番待ち(16日)
アップルファンが首を長くして待っていた新スマートフォン「iPhone4S」が16日、台湾でも日米に遅れること2カ月で発売され、各地で消費者が製品を手にして歓声を上げた。
報道によると、12月下旬時点で、中華電信など大手通信キャリア3社への総予約台数48万台に対し10万台しか対応できておらず、38万台が納品待ちとなる人気ぶりだ。消費者の間からは、納品時期は春節(旧正月)明け以降になるとの懸念の声が出ている。
【4位】宇昌生技疑惑、与野党が攻防
総統選の民進党候補、蔡英文主席に対し、陳水扁前政権で行政院副院長の任にあった07年、バイオテクノロジーを発展させる目的で設立した国策新会社に国家発展基金の資金を融通し、自身や家族が利益を得たのではないかとの疑惑を国民党陣営が提起し、批判を続けた。
蔡氏は行政院副院長を退任後に新会社「宇昌生技」の董事長に就任し、政権交代後の08年に民進党主席への就任とともに経営から身を引いた。その際、出資していた家族が持ち株を売却して、約2,000万元の利益を得ている。蔡氏は「違法なことは行っていない」と再三強調。総統選に向けた国民党政権によるネガティブキャンペーンとの印象を持った人が多かったようだ。
【5位】士林夜市、地下に移転し再オープン
台北市の士林観光夜市(ナイトマーケット)の飲食屋台94店が、地上1階・地下3階建ての「士林市場」の地下に移転、同市場のオープン初日の25日は、大勢の人が詰めかけた。
1909年誕生の士林市場は、台北市政府による建替工事に伴い2002年以降、MRT剣潭駅の正面の建物で臨時営業していた。本来の場所に戻った形だが、駅から遠くなったことや、屋台の「フードコート化」に不満の声も聞かれた。従来の臨時市場には台北芸術中心(台北芸術センター)建設が計画されている。
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