ニュース その他分野 作成日:2012年8月6日_記事番号:T00038615
月間5大ニュース【1位】米国産牛肉、輸入規制を緩和(25日)
成長促進剤「ラクトパミン」を飼料に添加した米国産牛肉の輸入を条件付きで認める、食品衛生管理法の改正法案が25日、立法院で可決された。これを受け、行政院衛生署は31日、ラクトパミンの残留基準を10ppb(10億分の1を示す単位)と定めた。食の安全が脅かされるとして市民の間に拒否反応の強かった同問題は、米側の貿易投資枠組み協定(TIFA)締結交渉中止も含む強硬な圧力に、馬英九政権が折れる形でようやく決着を見た。
これにより、早ければ9月にもラクトパミンが残留した米国産牛肉が並ぶことになった。なお、法改正により、牛肉を取り扱う量販店・飲食店などに原産地表示が義務付けられた。依然、安全性を疑問視する見方がある一方で、飲食店・販売店などからは歓迎の声が上がっている。
【2位】オークラ台北、ホテル激戦区にオープン(17日)
オークラプレステージ台北(台北大倉久和大飯店、台北市中山区)が7月17日にプレオープン、8月3日に正式オープンした。台北晶華酒店(ザ・リージェント・タイペイ)、台北老爺大酒店(ホテル・ロイヤル・タイペイ)など高級ホテルが立ち並ぶ中山エリアで、一帯では最高の平均宿泊単価6,000台湾元を打ち出しており、業界勢力図にどのような影響を与えるのか注目される。
同ホテルは客室208室で、経営理念である「ベストA.C.S(最高の施設、最高の料理、最高のサービス)」の提供によって、台北で最高級の評価を目指す。純日本式のサービスを徹底するため、総支配人、各部門の責任者、レストランの料理長まで、すべて日本から派遣したという。
開業記念宿泊プランとして、8月31日までの期間限定で2連泊以上に限り、プレステージルーム1室を5,800元、オークラプレステージルームを同6,800元の割引料金で提供する。
【3位】馬祖でカジノ住民投票成立、リゾート実現に一歩
馬祖列島(連江県)でカジノ事業解禁の是非を問う住民投票が7日行われ、賛成多数で承認された。これにより早ければ5年半後にも台湾初のカジノリゾートが実現する。米ウェイドナー・リゾート・デベロップメントの台湾法人が600億元以上の投資計画を立てており、年間450万人の来訪と155億~414億元の消費を見込む。
カジノ解禁を問う住民投票は、2009年澎湖県で風紀悪化などが嫌気されて否決された前例がある。一方、アジアでは近年、シンガポールなどカジノ振興に力を入れる国が目立っており、台湾でも観光面へのプラス効果に期待する論調が出ていた。
【4位】平均気温36度、記録的猛暑で休暇構想も
記録的な猛暑が続いた7月前半は平均気温が36.54度と、過去61年で最高となった。37度を超える日も続出し、梅雨や台風の影響で降雨が続いた6月から一転、クーラーが飛ぶように売れ出した。コンビニエンスストアなどによる暑さに乗じた販売活動も活気付いた。
炎天下で働く労働者の健康を憂慮し、政府の「高温休暇」構想も浮上。アンケートによると、サラリーパーソンの6割以上が導入に賛成で、スーツをやめて「クールビズ」をすべきとも考えている。一方、来年から公共スペースは26度以上の温度設定が義務付けられる方向で、「ひと涼み」の場所探しに汗をかくかもしれない。
【5位】ロンドン五輪開幕、女子重量挙げで銀
ロンドン五輪が現時時間27日に開幕し、台湾は29日、女子重量挙げ53キロ級で29日、許淑浄(21・正修科技大学)が銀メダルを獲得した。ただ、メダル獲得は8月5日現在、この1枚のみにとどまっている。
ロンドン五輪に台湾は14競技に44人の選手を派遣。これまで男子卓球シングルスで荘智淵が4位、砲丸投げで張銘煌が12位など、台湾人選手としての五輪記録を達成したものの、メダルには手が届かなかった。今後、8日からテコンドー女子に出場する楊淑君と曽檪騁の2選手にメダルの期待がかかる。
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