ニュース その他分野 作成日:2012年10月17日_記事番号:T00039941
KPMG 分かる台湾会計最近、テレビのニュースなどで「2代健保」(第2代全民健康保険)の言葉を目にする機会があるかと思います。第2代健保険は来年1月から導入されることとなりましたが、これにより従業員および会社の保険料負担や事務作業が増加すると考えられます。そこで、今回は、第2代健康保険の概要について取り上げたいと思います。
【今回のポイント】
・第2代健康保険の導入により、従業員や会社の健康保険料負担額が増加する可能性があるだけでなく、会社の給与計算などが煩雑化することが予想されます。
2011年1月4日に第2代健康保険に係る全民健康保険法改正草案が立法院を通過し、11年1月26日に総統により公布されました。実施開始日は、13年1月1日とされています。
第2代健康保険では、保険加入事業主および被保険者は、現行制度上の一般保険料のほか、一定の項目について要件を満たした場合には、補充保険料と呼ばれる追加の保険料を負担する必要があります。
具体的には、以下の項目について、それぞれに規定される要件を満たした場合に、2%の保険料率で補充保険料が課されることになります。
また、保険料の負担増だけでなく、会社の事務負担も増加することが予想されます。すなわち、第2代健康保険の導入によって、項目別にそれぞれ負担すべき保険料を計算し徴収することが必要となるため、会社の給与計算などがより煩雑になると考えられます。
第2代健康保険の実務上の取り扱いについてまだ明確に定まっていない部分も多くありますが、第2代健康保険の概要につきましては本稿をご参考いただきますとともに、詳細につきましては顧問会計事務所にもお問い合わせの上、業務にお役立ていただけますと幸いです。
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