ニュース その他分野 作成日:2012年11月21日_記事番号:T00040573
KPMG 分かる台湾会計2013年度から台湾の上場・店頭登録会社に対して国際財務報告基準(IFRS)の適用が強制されますが、適用される基準は、いわゆる台湾版のIFRSとされています。そこで、今回は、台湾版IFRS(T−IFRS)の概要などについて取り上げたいと思います。
【今回のポイント】
・台湾版IFRS(T−IFRS)では、現行の台湾基準(ROCGAAP)と異なる規定が設けられているとともに、最新の国際財務報告基準(IFRS)との間でも一部異なる取り扱いとなっている部分があります。
T−IFRSの概要について
台湾版のIFRSであるT−IFRSは、国際会計基準審議会(IASB)が公表した、10年12月31日以前に効力が生じた公報および関連解釈をベースに作られています。T−IFRSと現行の台湾基準(ROCGAA
P)との間で異なる規定があるとともに、T−IFRSと最新のIFRSとの間で対応が異なる部分もあります。
台湾の上場・店頭登録会社におけるT−IFRSの導入スケジュール
台湾の上場・店頭登録企業は、13年度からT−IFRSを適用しなければならないとされています。ここで、12年度は比較情報として開示されることから、実質的には12年度からT−IFRSによる財務諸表の作成が必要となっています。また、上場会社は、既に12年度の第1四半期に台湾基準とIFRSとの差異を開示しています。
なお、台湾の上場・店頭登録会社および公開会社以外の会社に対するT−IFRSの導入スケジュールについては、現時点で明確にされておりません。
T−IFRSの概要などにつきまして本稿をご参考いただきますとともに、詳細につきましては顧問会計事務所にもお問合せの上、業務にお役立ていただけますと幸いです。
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