ニュース その他分野 作成日:2013年1月8日_記事番号:T00041475
月間5大ニュース【1位】観光バスの事故相次ぐ、新竹山中で13人死亡
新竹県尖石郷で9日、観光バスががけから転落して乗客13人が死亡するなどバスの事故が相次ぎ、ドライバーの運転技術や車両を含め安全性に懸念の声が高まった。
新竹での事故は、エンジンを止めたバスが後退して転落したもので、サイドブレーキを引かなかった運転手の過失とみられている。死者は新北市の小学校の同窓生と親族らで、台湾のバス事故としては過去3番目に多い死者数となった。また、このほか10人が重軽傷を負った。翌10日には阿里山(嘉義県)を下山中の観光バスが突然ブレーキが効かなくなり横転。4人が重傷を負った。さらに16日には、南投県から桃園国際空港に向かう観光バスが、中山高速公路(国道1号)で前方を走るクレーン車に追突し、1人が死亡、運転手を含む25人が重軽傷を負った。
近年中国人観光客の急激な増加で、観光バスの運転手は慢性的な不足が指摘されている。
【2位】アップルとHTC、大画面最新スマホで激突
アップルとHTCが台湾市場に大画面の最新スマートフォンを投入し、激しい競争を繰り広げた。
アップルは14日、「iPhone5」を日米などに遅れること約3カ月で台湾市場に投入した。ディスプレイサイズはシリーズ最高の4インチで、昨年世界市場で最も売れたサムスン電子の「ギャラクシーS3」の4.8インチには劣るものの、発売までの合計予約台数が通信キャリア大手3社で60万台に達し、台湾での根強い人気を見せつけた。
HTCはこれに対抗すべく、17日に「HTC J Butterfly(バタフライ)」を発売。フルハイビジョンの5インチディスプレイ搭載と、鮮やかな大画面をアピールしている。品切れ状態になるなど消費者の反応は良好で、不振続きだった同社の業績回復に貢献すると期待されている。
【3位】富邦金控、業界初の中国銀行買収(27日)
金融持ち株会社、富邦金融控股は27日、上海の台湾系銀行、華一銀行(ファースト・シノ・バンク)に306億台湾元(80%)を出資し、買収すると発表した。台湾の金融機関が中国の銀行に直接出資する初のケースで、中台間の金融分野でのさらなる交流拡大を予想させる。2013年下半期に出資完了予定だ。
富邦金控は傘下に富邦銀行(香港)、同行を通じて19.99%を出資するアモイ銀行を擁し、台湾の金融機関で最も中国・香港市場開拓に積極的だ。背景には、中台間の規制緩和が進む一方で、台湾市場は銀行が過密し、競争が激しい現状もある。
【4位】訪台観光客、700万人突破(18日)
18日、2012年の来台観光客数が延べ700万人を突破した。これにより09年の400万人から、4年連続で毎年100万人増の目標が達成された。これを支えてきたのは中国人観光客の増加で、交通部観光局の統計によると、昨年1~11月の観光客全体の35%(延べ235万人)を占めた。
ただ観光局は、中国人観光客向けのツアーが、業者の低価格競争による質の低下が問題となっていることから、中国人旅行客の1日当たり4,000人の受け入れ上限枠をこれ以上増やさない方針で、旅行会社に質の高いツアーを提供するよう求めている。
なお13年の観光客誘致目標は770万人以上。観光業収入は8,000億台湾元を見込む。
【5位】プロ野球・興農ブルズ、「義大隊」に再生(17日)
経営難で売却先を探していた台湾プロ野球の興農ブルズは、ステンレス最大手の義聯集団(Eユナイテッド・グループ)による引き受けが決まり、17日に正式な契約を締結した。新チーム名は「義大隊」、新マスコットはサイ、チームカラーは紫となった。
台湾プロ野球界は過去に八百長が相次ぎファン離れが加速、ブルズの売却先探しも難航したことでファンの間ではリーグ存続を危ぶむ声も出ていた。新生「義大隊」は25日、高雄市で練習を開始し、義聯集団の林義守董事長は「八百長が発覚したらチームを解散する」と厳しい訓示を行った。
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