ニュース その他分野 作成日:2014年12月27日_記事番号:T00054666
月間5大ニュース【7位】初の台湾資本LCC、2社が誕生
格安航空会社(LCC)が世界的に台頭する中、初の台湾資本のLCCがようやく誕生した。中華航空(チャイナエアライン)とシンガポールの格安航空会社(LCC)、タイガーエアウェイズ・ホールディングスが出資した台湾虎航(タイガーエア台湾)は9月26日に台北(桃園)~シンガポール線に、復興航空(トランスアジア航空)傘下の格安航空会社(LCC)、威航空(Vエア)は12月17日に台北(桃園)~バンコク線にそれぞれ就航を果たした。
就航したばかりのVエアは来年、日本への就航も視野に入れる(中央社)
今年はベトナムのベトジェットエアも台北(桃園)〜ホーチミンに就航し、台湾に乗り入れるLCCは16社に増えた。今後LCC各社は路線拡大を計画していることもあり、台湾航空市場におけるLCCのシェアは13年の5.97%から今年7.3%、来年は10%以上に上昇する見通しだ。
【8位】4Gサービス5社参入、世界最速で普及
第4世代移動通信システム(4G)LTEサービスは中華電信が5月末に先頭を切り、5社のサービスが12月24日までに出そろった。LTEは世界で2009年に始まり、日本や韓国に後れを取ったが、9月発売のアップルの新スマートフォン、iPhone6で波に乗り、普及スピードは世界最速とされる。ユーザー数は年末に330万件、来年は最大1,000万件まで増えそうだ。
11月末からのIT(情報技術)製品展示即売会「資訊月(ITマンス)」では4G体験カーも登場し、4G対応スマホがよく売れた(中央社)
通信キャリア最大手、中華電信は5月29日、突然4Gサービスを先行スタートし、すぐさま遠伝電信(ファーイーストーン・テレコミュニケーションズ)、台湾大哥大(台湾モバイル)が6月初旬に予定を繰り上げて追随した。
新規参入の台湾之星電信(台湾スターテレコム)は8月、1カ月間の無料体験キャンペーンの奇策を打ち出し、業界最安値となる月額599台湾元の使い放題プランで攻勢をかけた。
亜太電信(アジア・パシフィック・テレコム)も12月24日に正式営業を開始した。同社は遅くとも来年6月までに鴻海科技集団(フォックスコン)傘下の国碁電子(アンビット・マイクロシステムズ)を合併し、鴻海グループとなる。
年内のユーザー目標件数は▽中華電信、130万~140万件▽遠伝、100万件▽台湾モバイル、100万件▽台湾スター、30万件──。
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