ニュース その他分野 作成日:2016年12月28日_記事番号:T00068244
月間5大ニュース蔡英文総統は12月2日、トランプ次期米国大統領と電話で会談し、当選の祝辞を伝えたほか、米台の経済、政治、安全保障の緊密な関係を確認した。台湾の総統と米大統領、または当選者のホットラインが公にされたのは、1979年の米台断交以降で初めて。トランプ氏はその後も、米中関係の前提となってきた「一つの中国」政策には縛られないなど中国を刺激する発言を繰り返し、中国は強く反発した。一連の動きについて、米台関係の拡大に有利との楽観論もある一方で、米国が貿易赤字の改善のため中国の主権問題に踏み込めば、台湾海峡が緊迫するリスクが高まるとの指摘も相次いでいる。トランプ次期政権によって台湾が対中交渉の手駒として使われるのではないかとの懸念も目立つ。
蔡総統は来年1月20日の米大統領就任日まで、慎重に動向を見守るしかなさそうだ(総統府リリースより)
またトランプ氏は保護貿易主義を掲げ、中国からの輸入に重税を課すとも主張している。アップルを大口顧客とする鴻海精密工業が米国への新規投資の検討を明らかにするなど、主に中国で製造して米国に輸出する台湾メーカーは生産拠点を見直す姿勢を示し始めた。
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