ニュース その他分野 作成日:2016年12月28日_記事番号:T00068254
月間5大ニュース中華航空(チャイナエアライン)の客室乗務員らが6月24日、大規模ストライキを敢行した。会社側から求められた労働条件の変更によって、サービス残業を余儀なくされると反発。これにより計2日間で122便が欠航、3万人以上の足に影響が出た。ストによって大規模な欠航が起きたのは台湾の航空業界で初めてのことだった。行政院はストが始まるや急きょ董事長の交代を決定。新たに就任した何煖軒・新董事長が大幅な譲歩をして労使交渉は1日足らずで妥結した。
台北本社前には500人規模のデモが起きた。政府系株主の出資比率が50%近いため、市民からは血税で負担するのかと不満の声も上がった(中央社)
ストにより労組側が好条件を獲得したことで、中華航空傘下の華信航空(マンダリン航空)や政府系企業である台湾電力(TPC)や台湾中油(CPC)へ波及し、労使交渉が行われた。このうち華信航空は、会社側が労組側の求めに応じて昇給と年間休日123日を決め、ストを回避できた。
中華航空は第2四半期、ストの影響で7四半期ぶりに赤字に転落。ストによる欠航で売上高が2億8,000万台湾元減少したほか、労使交渉で受け入れたステイ費(滞在費)の引き上げなどで毎年7億元以上のコスト増が決まった。
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