ニュース その他分野 作成日:2017年12月28日_記事番号:T00074766
月間5大ニュース9月8日、頼清徳前台南市長が、林全前行政院長の辞任に伴い、蔡英文政権2人目の行政院長に就任した。林氏は一例一休(週休2日制)や脱原発に絡むエネルギー政策で評価を落としていたが、頼氏は就任早々、軍人・公務員・教職員の給料の3%引き上げや、一例一休の制度見直しを表明し、蔡政権の人気低下に一定の歯止めを掛けた。
頼氏の就任で行政はスピード感を増した。大型インフラ整備計画「前瞻基礎建設計画」の推進、脱原発のエネルギー転換政策、大気汚染対策などの課題で結果を出し、来年の統一地方選挙を乗り切りたいところだ(中央社)
頼氏は新北市万里区出身の58歳。立法委員、台南市長としての実績と評価から、民進党内でポスト蔡英文の最右翼と目されており、地方から中央に転じたことで最高指導者の座に一歩近づいたといえる。蔡総統が声望を落としたことから、民進党支持層の間では2000年の次期総統選は頼氏を擁立すべきとの声が上がったものの、頼氏は蔡総統の再選を支持すると表明して議論を沈静化させた。
就任当初は6割を超える市民が頼氏への期待感を表明したものの、最近は労働基準法(労基法)再改正への反対論に対する強硬姿勢、賃金水準をめぐる失言でやや人気を落としており、行政院長のポストの難しさを改めてうかがわせている。
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