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第19回 チョコ味ならお任せ!RIVONのパインケーキ


ニュース 食品 作成日:2018年2月12日_記事番号:T00075537

台湾産業ココがスゴイ

第19回 チョコ味ならお任せ!RIVONのパインケーキ

 パイナップルケーキの変わり種があると「チョコレートパイナップルケーキ」を友人に教えてもらいました。どこで売っているのと尋ねると、なんと結納や結婚式などの引菓子の大手ブランド「RIVON(礼坊)」。いつもカップルでにぎわっている「RIVON」がどうしてチョコパインケーキを販売しているのでしょうか。

/date/2018/02/12/20choco_2.jpgほろ苦いブラックチョコレートと甘酸っぱいパインの組み合わせが新鮮です(宏亜食品提供)

意外にスッキリ味

 紹介してくれた友人によると、「生地のチョコ味がしっかりしていておいしい」とのことでしたが、まずは試食と「RIVON」のお店に行ってきました。台湾では結納や結婚式で新婦側の招待客に豪華2段、3段ボックスの引菓子を渡す習慣があります。そんなわけで、引菓子のお店に行くと、店員さんに「挙式はいつですか?」と聞かれた気まずい思い出が。そこで入店後すぐ、「チョコパインケーキをください!」と言うと、チョコパインケーキとオリジナル味のパインケーキを食べ比べさせてくれました。

 チョコの甘さとパイナップルの酸っぱさの組み合わせはどうなるのだろうと考えていたのですが、食べてみるとさっぱり、すっきりした味わい。オリジナルパインケーキより、パインの味が引き立つような気がしました。

 店員さんによると、カカオ成分70%のブラックチョコを使い、中の餡(あん)は冬瓜と砂糖で作ったパインジャムでなく、パイン100%なので、それほど甘くないそう。「甘いものは苦手」という方にも食べやすいかもしれません。

/date/2018/02/12/20cake_2.jpg立派な箱入りですが、お手ごろ価格(YSN)

 来店当日、チョコパインケーキの方は在庫がもう1箱しか残っていないと店員さんは話していました。なかなかの売れ行き(商売上手?)のようですね。通常価格は9個入りで360台湾元(約1,300円)、保存期限は未開封で60日間です。

チョコ最大手メーカーの自信作

 RIVONは1985年設立。実は、チョコレート最大手メーカー、宏亜食品の2大ブランドの一つです。宏亜食品は76年設立の老舗メーカーで、チョコ菓子ブランド「77乳加」の商品はスーパーマーケットやコンビニにたくさん並んでいます。台湾製チョコを買ったり、もらったことがあるのなら、きっと食べたことがあるはずです。

/date/2018/02/12/20rivon_2.jpgRIVONは台湾各地に18店あります(YSN)

 宏亜食品の本社に問い合わせてみると、チョコレート最大手メーカーだからと開発したのがこのチョコパインケーキだそう。最も人気があるガーナ産のカカオ成分70%のチョコと、ニュージーランドのバターを使って生地を作り、餡は屏東県高樹郷産の土鳳梨と金鑽鳳梨(台農17号)という2種類のパインを混ぜて、手作業で煮込んでいます。

 中華菓子の生地と洋菓子の代表選手、チョコレートの組み合わせですが、生地と餡の1対1の比率で、バランスの良い味と口当たりを実現したそうです。

帰省土産をお得に

 チョコパインケーキは約1年前から販売していますが、バレンタインデーや台湾人にとって帰省シーズンの春節(旧正月、2018年は2月16日)連休が近いので、最近宣伝に力を入れているとか。ホームページを見てみると、2月14日まで指定店舗でDMを提示すれば、チョコパインケーキを1個丸ごと試食でき(1日100個限定)、9個入りの購入が37%引きで可能だそうです。
http://www.rivon.com.tw/m/newspage.asp?id=181

 チョコパインケーキは、台湾のベーカリーチェーン「一之軒」(6個入り270元)や高級ホテル台北寒舎艾美酒店(ルメリディアン台北)1階の「ChocoArt(巧克光廊)」(8個入り690元)などでも販売しています。食べ比べてみてはいかがでしょうか。

ワイズメディア 青木樹理

台湾産業ココがスゴイ