ニュース その他製造 作成日:2018年3月14日_記事番号:T00075962
台湾産業ココがスゴイ台湾にも春到来。過ごしやすい気候になると、体を動かしたくなりますね。フィットネスジムで近年、スタイリッシュな台湾ブランドのフィットネスマシンが活躍し始めているのをご存じですか。
インテンザのエスカレートは、経済部の台湾精品賞(台湾エクセレンスアワード)金賞を受賞しました(YSN)
高さ調整可能な階段マシン
フィットネスマシンの「INTENZA(インテンザ)」は、台湾設計製造で、各マシンに共通する斜めのシャープなデザインと、シルバーとブラックの引き締まった印象を特徴とする新鋭ブランドです。
中でも2016年にリリースした階段型マシン「エスカレート」は、階段の高さを自在に調整できる優れものです。階段を上りながら20~40度の間で、その日その時の体調や気分に合わせて、高さを変えることができます。ちなみに一般の階段型マシンでは、階段の高さが固定されています。
手前のつまみで階段の高さを調整できます(YSN)
日常生活で階段を上ると運動になるとよく言われますが、自分に合わない高さだと体に余計な負担がかかってつらいですよね。時間を設定して好きなだけ上り続けられるところも、階段型マシンの便利なところです。筆者は「階段型マシンなんて初めて見た」と思っていたのですが、実は米国では従来よりあり、日本でも近年フィットネスジムで採用が進んでいる注目マシンです。
大画面で楽しく運動
フィットネスを長時間続けるためのお供といえば、仲間とのおしゃべりや、フィットネスジムに設置されたテレビのほか、スマートフォンがあります。スマホなら、自分の好きなテレビや映画を見たり、音楽が聞けるのですが、画面が小さくて見にくく、操作しにくいのが難点です。
そこで、インテンザの有酸素マシン▽エスカレート▽トレッドミル(ランニングマシン)▽クロストレーナー(足でペダルをこぎ、両手のグリップも動かすマシン)▽アップライト型エアロバイク▽リカンベンド型エアロバイク(背もたれ付き)──には、前面に操作用のコンソール画面が付いており、その中の「インテンザキャスト」機能を使えば、スマホと画面をミラーリングできます。
スマホの画面を横向きにすると、全画面表示になり、大画面でじっくり、好きなコンテンツを楽しみながら運動できます。アンドロイドOS(基本ソフト)搭載スマホ(一部除く)の場合は、スマホ本体だけでなく、コンソールでもタッチパネル操作が可能です。メールやフェイスブック(FB)チェックもはかどりそうですね。
内湖スポーツセンターが採用
コンソールの操作は、日本語、中国語、英語など20言語に対応しています。
というのも12年に誕生した「インテンザ」は、既に40カ国で採用されています。中国の上海では上位3位以内、欧米でも高いシェアを誇っています。
「INTENZA」のロゴは、ポップな字体で、運動している姿をイメージしています(YSN)
台湾では台北市政府のスポーツセンター、内湖運動中心に1月から導入されているほか、円山大飯店(グランドホテル)のフィットネスエリアや「那米哥会館(Lamigo)」などの台北、台中、台南の民間フィットネスジムでも採用されています。
「インテンザ」ブランドの生みの親、清河国際(ヘルス・システム)は98年に設立された、フィットネスマシンのODM(相手先ブランドによる設計・生産)大手メーカーです。従業員数は台湾を中心に世界で約260人に上り、シンガポール、シアトル、ドイツ、韓国の海外拠点に続き、今年1月に日本法人を立ち上げました。
ブランド設立当初は欧米や中国から開拓しましたが、今後は台湾や日本をはじめ、世界各地で「インテンザ」のマシンを広めていく考えです。
ワイズメディア 青木樹理
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