ニュース その他製造 作成日:2018年6月20日_記事番号:T00077688
台湾産業ココがスゴイ台湾の火鍋といえば、鍋が2つに仕切られ、2つの味が同時に味わえる鴛鴦(オシドリ)鍋や、家族や友人と一緒でも各自が好きなメニューを注文できる1人鍋など、皆で同じ鍋をつつく日本と違った楽しさがありますね。こうした中、あるようでなかった「蒸す、ゆでる、煮る、焼く」のうち2種類の調理法が同時に可能なグリル鍋「ジャストポット」をご紹介します。
2015年台北国際発明技術交易展(台湾イノテクエキスポ)で最高のプラチナ賞を受賞しました(YSN)
油なしでヘルシー
「ジャストポット」は、電磁調理器を使うスクエア型のグリル鍋。前と後ろの2つに仕切られており、いずれも焼いたり、蓋(ふた)をして蒸したりできます。うち後方部は高さがあり、深めの設計なので、穴空きプレートを敷いて余分な油を落としながら肉や魚を焼いたり、鍋としてゆでたり、煮込んだりして雑炊やおかゆを作ったりもできます。
表面コーティングが施されているので、食用油を敷かずに調理でき、たれを付けなくても素材の味が感じられてヘルシー。料理の手間が省けるだけでなく、手軽に洗うこともできます。
カラフルでポップなデザインです(YSN)
もちろん、従来からあるグリル鍋も複数の付属プレートを交換すれば、1台で何役にもなりますが、「ジャストポット」なら同時に2種類の調理法ができるのが最大の特徴。開発した富甲一方餐飲管理顧問は、これまでに中国、台湾、日本、韓国、シンガポール、米国、英国など27カ国・地域で特許を取得しました。
他社レストランや家庭にも
実は同社は2015年より、「ジャストポット」を使ったレストランを展開していたのですが、台湾の店舗は昨年までに閉店。中国の広東省深圳市と上海市でレストランを続ける一方、今後は、他社レストランや一般家庭向けに改良した「ジャストポット」を販売する方針にかじを切り直したそうです。
現在は予約を受け付け中で、今年10月の出荷開始予定です。1人鍋や、自分用にカスタマイズを好む台湾と中国市場が当面のターゲット。同社レストランを利用したことがある方も今秋以降「ジャストポット」に再会するかもしれません。
ワイズメディア 青木樹理
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