ニュース その他分野 作成日:2018年12月28日_記事番号:T00081262
月間5大ニュース旧日本軍による慰安婦を象徴する少女像が8月14日、台南市の国民党支部の敷地に設置された。設置式典に参加した馬英九前総統は、日本政府による正式な謝罪と賠償を求めた。
藤井氏は11日に「慰安婦の真実国民運動」幹事を辞任、同団体は翌12日に謝罪声明を発表した(謝龍介国民党台南市議フェイスブックより)
慰安婦像は2011年に韓国・ソウルの日本大使館前に設置されたのを皮切りに、韓国系や中国系団体などによって米国や豪州、ドイツ、中国など世界各地に広がったが、台湾では初めての設置となった。
慰安婦像の唐突な出現には、統一地方選挙をにらんで民進党政権の足を引っ張るため、日台関係にひびを入れることが目的との観測がもっぱらだった。
これに対し、自虐史観の是正を目指す「慰安婦の真実国民運動」の幹事(当時)、藤井実彦氏が9月6日に国民党台南支部を訪れて銅像の即時撤去を要求した。しかし、慰安婦像に蹴りを入れたことが監視カメラに録画され、国民党陣営によって「慰安婦像に暴力を振るった」と抗議活動を展開され、かえって撤去の主張を弱める結果となった。
国民党台南支部は、未払い退職金などの支払いを求める党職員らによる差し押さえ請求に基づいて競売が行われ、台北市の建設会社、建喬営造が10月16日、1億689万2,000台湾元(約3億9,000万円)で落札したと発表した。慰安婦像の扱いについては登記移転の手続き完了後、国民党と協議すると説明した。
謝長廷駐日代表は、国民党は同支部が競売にかけられる予定だったがゆえに慰安婦像を設置したと主張している。
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