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記事番号:T00082151
2019年2月23日15:56

 欧州など世界各地のテーマパークなど30カ所以上で採用され、ワイズニュースでたびたび取り上げている智崴資訊科技(ブロージェント・テクノロジーズ)のフライングシアター「i-Ride」。一体どんなものかと気になっていたのですが、高雄にしかなかった体験センターが、台北市信義区で1月にオープンした微風南山(ブリーズ南山)にできたと聞き付け、試乗してきました。

/date/2019/02/23/20koram13_2.jpgi-Ride体験センターでは、一時帰国や台湾に戻る機内から見るより、ずっとくっきり、より近く見えました(ブロージェント提供)

揺れる?揺れない?

 平日午後、公式サイトの予約システムでうまく予約できなかったので、行列覚悟でブリーズ南山6階に向かいましたが、ほぼ待たずに入場できました。チケットは大人480台湾元(約1,700円)、全行程20分ほどとのこと。

/date/2019/02/23/20koram1_2.jpg台北i-Ride体験センターの入り口の前には、興味津々な様子の家族連れや友人同士の姿が(YSN)

 「これまでの搭乗者数は世界で1,438万5,721人」と映し出された壁の横を通り、改札を通ると、写真撮影用のフライングシアターの座席シートがあり、まずは記念撮影。一緒に入場した中年男女8人組がワイワイガヤガヤとポーズを決めていました。

/date/2019/02/23/20koram3_2.jpg宇宙船のようなスペースで、隊長から注意事項の説明があります(YSN)

 続いて、注意事項の説明を聞いた後、フライングシアターに入場しました。シアター内では座席が1列に並んでおり、手荷物は隣接するロッカーに置きます。貴重品が入っているので手元に持っていていいかと尋ねると、揺れて危ないからと、座席下のネットに入れるよう言われました。座った後には、シートベルトを締めたかどうかの係員の確認も。そんなに揺れるのでしょうか。

空飛ぶ椅子

 中年男女8人組が相変わらず大はしゃぎする中、室内が一瞬真っ暗になり、台湾の風景の立体映像『飛越台湾』が始まりました。まるで空飛ぶ椅子に腰掛けた状態で、下を見下ろす形で、耳元に風を感じます。熱気球やパラグライダーに乗ると、こんなふうに見えるのでしょうか。 険しい山々や海岸線、太魯閣渓谷(タロコ渓谷)、日月潭、茶畑、稲が豊かに実る田んぼ、その横の道路を自転車で走るサイクリスト、台北101ビルや廟(びょう)、人々の喧騒(けんそう)など台湾を代表するシーンが次々と現れ、ふと空撮ドキュメンタリー映画『看見台湾』(2013年、邦題・天空からの招待状)を思い出しました。


動画で予習してから、視覚、聴覚、嗅覚、触覚、移動の五感体験もいいかもしれません(ブロージェント提供)

 映画との違いは、手を伸ばせば届きそうな、目の前に広がる立体的な景色、風や音、波のしぶき、そしてリアルさを感じさせる座席の揺れ。目、耳、皮膚、全身で、この地に住んでいるのだなあと思いをはせつつも、行ったことがなかったり、どこか分からない景色があることにくやしくなったりもしました。

台湾の思い出づくりにも

 いつの間にやら中年男女8人組も静かになり、見入るうちに『飛越台湾』は終了。シートベルトを外して歩くと、大丈夫だと思っていたのに少しフラフラします。

/date/2019/02/23/20koram4_2.jpg写真とは臨場感が違いました(YSN)

 シアターを出ると、土産物コーナー。壁には、先ほど見た映像の写真と説明のパネルがあり、緑島の海底や南投県竹山の茶畑を見ていたのか、と振り返ることもできます。最初に撮影した写真は▽台北101▽高雄▽日月潭▽彰化県の茶畑──から背景を選び、記念に購入できます。1枚100元と良心的です。

/date/2019/02/23/20koram11_2.jpg値ごろな記念写真(ブロージェント提供)

 またもやワイワイ写真を選んでいる中年男女8人組に、フライングシアターの感想を尋ねてみると、「還可以!(まあまあね!)」。実は香港からの旅行者だそうで、「香港のディズニーランドにもあるよ」「いや、ないよ」と盛り上がっています。筆者同様、知らない景色もあったことと思いますが、旅行だけでは体験できない台湾の美しさが、体と心に届いたことでしょう。

 なお、高雄軟体園区(高雄ソフトウエアパーク)にある高雄i-Ride体験センターの現在のテーマは『飛越高雄』、大人380元です。

ワイズメディア 青木樹理

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