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記事番号:T00083224
2019年4月26日15:48

 台湾を代表する博物館、故宮博物院。美しい彫刻や絵画などに感動して、心に残った文物をモチーフにしたグッズを購入する方も多いことでしょう。故宮博物院のギフトショップなどで取り扱う、掛け軸など絵画類の複製品(レプリカ)を手掛けているのが、台中市に本社がある老舗印刷メーカー、興台彩色印刷(シンタイ・カラープリンティング)です。

/date/2019/04/26/20koram2_2.jpg右の人物をご覧ください。こんなに大きなデジタル印刷もまるで本物のような美しさです(YSN)

50年前に故宮ポストカード

 興台彩色印刷は1945年設立。故宮博物院の所蔵物が台中に保管されていた64年に初めて、故宮博物院のポストカードなどを受注しました。

 現在、故宮博物院から絵画類の複製品のライセンス供与を受けているのはわずか2社。興台彩色印刷は、絵画類をデジタル印刷で精巧に再現することが得意で、「臻印芸術(カンサメイト・アート・ギャラリー)」というブランド名で、故宮博物院の本館(台北市士林区)2階にある「停雲書店」や地下1階にあるギフトショップ「多宝格」、インターネット通販サイトなどで商品を販売しています。

/date/2019/04/26/20koram3_2.jpg自宅に飾ると、台湾らしさと気品がアップ(YSN)

 故宮博物院の他、歴史博物館や、日本人にも人気の高い奇美博物館のライセンス商品も手掛けています。台湾の有名な画家(郭雪湖氏、林之助氏、洪易氏、許文融氏ら)や中国の有名画家、李自健氏らとも提携しています。

暮らしにアートを

 美術品を購入するなんてお金持ちの道楽と思っていましたが、「臻印芸術」の中国絵画、油絵、水彩画などの複製品や掛け軸なら主に5,000台湾元(約1万8,000円)前後、1,680元から8万~9万元で購入できます。ポストカードや封筒といった小さなものなら、わずか120元からです。

/date/2019/04/26/20koram4_2.jpg壁紙、布や和紙など多様な素材に印刷できます(YSN)

 というのも「臻印芸術」の理念は「芸術生活化」(暮らしにアートを)。マーケティング企画担当の黄詠君さんは、台湾では近年、美術品に対するニーズが高まっていて、個人が店舗やネット通販で同社商品を購入する以外にも、自宅やオフィスの門や壁、天井などの壁面印刷の相談を受けることもあると話してくれました。もちろん、建築会社やインテリアデザイナーから注文を受けてのマンションや大学キャンパスの大型絵画や、コンサートの舞台設計を担当した実績もあります。

/date/2019/04/26/20koram1_2.jpgデザイナーの傅芸さん(左)とマーケティング企画担当の黄詠君さん(右)(YSN)

 同社は毎年1万件以上のライセンスを受け、作品集200冊以上を手掛けています。「臻印芸術」の複製品で、ご自宅を博物館にしてみてはいかがでしょうか。

「臻印芸術」
http://www.giclee.com.tw

ワイズメディア 青木樹理

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