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20年6月の5大ニュース


ニュース その他分野 作成日:2020年7月3日_記事番号:T00090857

月間5大ニュース

20年6月の5大ニュース

【1位】5G時代突入、三大キャリアがサービス開始

 通信キャリア最大手の中華電信が30日、台湾初の第5世代移動通信(5G)サービスを開始した。続いて台湾大哥大(台湾モバイル)は7月1日、遠伝電信(ファーイーストーン・テレコミュニケーションズ)は3日にサービスを開始し、5G時代に突入した。5G対応スマートフォンへの買い替えも進みそうだ。

/date/2020/07/03/20fiveG_2.jpg蔡英文総統(中)は30日、5G産業発展のため、4年で200億元を投じると表明した(総統府リリースより)

 3社とも5G月額料金は599台湾元(約2,200円)からと、世界で最も低い水準だ。消費者に手頃な価格で高速・低遅延の通信サービスが楽しめるとアピールする。中華電信と台湾大哥大は、3年以内に顧客浸透率50%を目指す。

 中華電信と台湾大哥大は、年内に5G基地局数をそれぞれ4,000局まで増やす。台湾大哥大は人口の9割をカバーする計画だ。3年以内には1万局へと拡大する。

【2位】韓国瑜高雄市長リコール成立、8月15日に再選挙へ

 国民党の韓国瑜氏(63)に対する高雄市長リコール(解職請求)が6日の住民投票の圧倒的多数で成立し、12日に失職した。失職に伴う8月15日の市長選挙には、2018年11月の統一地方選挙で敗れた民進党の陳其邁氏(55)らが出馬を決めており、与野党が再度争う。

/date/2020/07/03/20han_2.jpg韓氏は最後の登庁日となった11日、政治活動からいったん距離を置く考えを表明した(中央社)

 韓氏は、庶民や若者に訴える経済重視の公約で「韓流」ブームを巻き起こし、20年続いた民進党市政を崩したものの、競馬場やディズニーランド誘致など実現性が低い内容も多く、公約の撤回が相次いだ。中国との距離の近さも懸念され、今年1月の総統選挙への出馬が民意離れに拍車をかけた。

【3位】域内感染ゼロ56日連続達成、防疫新生活スタート

 新型コロナウイルスの台湾域内感染者の新規確認ゼロを56日連続(最大潜伏期間の4倍)で達成した6月7日、感染対策を取りつつ経済活動を正常化に向かわせる「防疫新生活」がスタートした。

 観光地や公共交通機関などで各種規制が緩和され、週末や緩和後初めての連休となった端午節(今年は6月25日)連休は観光地各地がにぎわった。

 一方、連休前の24日には、南部に2月末から滞在していた日本人女子学生が日本帰国時の空港検疫のウイルス検査で陽性反応が出たと発表され、緊張が走った。接触者123人はウイルス検査で全員陰性だった。当局は、女子学生は1~2カ月前に感染していた可能性があるが、日本でカウントされたため台湾の症例数には加えないと説明した。

 域内感染者の新規確認ゼロは7月3日まで81日連続となっている。

【4位】台北で最高気温38.9度、観測史上最も暑い6月

 交通部中央気象局の台北観測所で29日午後1時15分、最高気温38.9度を観測した。1897年の観測開始以来、6月として最高だった。台北観測所で6月に最高気温が37度以上に達した日数は10日(うち38度以上は4日)となり、6月として観測史上で最も多かった。

/date/2020/07/03/20hot_2.jpg台北だけでなく、新竹、宜蘭など10カ所の観測所で6月の平均気温が観測史上最高を更新した(29日=中央社)

 各地が猛暑に見舞われ、1〜27日の熱中症での受診は延べ559人と、昨年6月全体より92人も多かった。

【5位】パンダの赤ちゃん、台北動物園で7年ぶり誕生

 台北市立動物園で28日、ジャイアントパンダ「円円」が第2子となる雌の赤ちゃんを出産した。一般公開は早くて半年後になる見通しで、台湾中が再びパンダブームに沸きそうだ。

/date/2020/07/03/20panda_2.jpg第2子は体重186グラム(29日=中央社)

 パンダの飼育下での繁殖は難しく、2013年に誕生した「円仔(雌)」と同様、人工授精により誕生した。「円円」は出産疲れから育児を放棄してしまい、いったん人工保育に切り替えられた。「円円」から採取されたミルクを飲み、すくすくと成長している。

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