《台湾有事》米国が軍事支援5千万ドル超か、エジプト向けを台湾に分配

　米ウォール・ストリート・ジャーナルの報道によると、米国政府は対外軍事融資（FMF）の枠組みで、本来エジプトへの提供を予定していた5500万米ドルを台湾に分配する方針を固めたもようだ。同資金は台湾の自衛力強化に充てられる見込みだ。15日付聯合報が報じた。

　米国の政府関係者は、バイデン政権は政治犯の釈放を条件にエジプトに8500万米ドルを融資する予定だったが、同国の人権問題への取り組みに進展がみられないとして既に差し止めを議会に通知したと明らかにした。

　米国政府は先ごろ、台湾に対して初めてとなるFMFでの軍事支援、8000万米ドルを行うと連邦議会に通知していた。今回報じられた5500万米ドルと合わせると、米国FMFでの軍事融資は合計1億3500米ドルとなる計算だ。

空母「山東」合同訓練

　日本の防衛省統合幕僚監部は13日、中国海軍の空母「山東」など計6隻が宮古島（沖縄県）の南約650キロメートルの海域を航行し、山東で戦闘機の発着を確認したと発表した。10日から、台湾周辺の空海域で活動する中国軍機や艦艇が多く確認されている。国防部は、山東と軍機の合同訓練が実施されているとの見方を示していた。

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