ニュース 社会 作成日:2023年10月30日_記事番号:T00111920
ワイズニュースこぼれ話台湾には、台北市内からもアクセスしやすい象山親山歩道(台北市信義区)などのハイキングコースや、富士山(標高3776メートル)より高い玉山(3952メートル、南投県水里郷)など3000メートル級の山々があり、ハイキングやトレッキングなどの山歩き、登山が趣味という人が多くいます。
衛生福利部(衛福部)の調査によると、登山やトレッキング人口は500万人で2位。一方で、山での遭難事故のニュースも絶えません。
登山保険の加入増加
損害保険業界団体、中華民国産物保険商業同業公会(産険公会)の統計によると、2014年に発売された登山総合保険の契約者は、19年に8万7772人、20年に14万6841人、21年に14万8678人と増え続けています。保険料は1日当たり100台湾元(約460円)余り。高山病で下山できずにヘリコプターを呼べば数百万元、不幸にも死亡すれば遺体搬送費用がかかり、まさに万一の備えです。
圏外でも112で
事故発生後のお金の問題の前に、緊急事態に陥った場合、まずは助けを呼ばなければなりません。複数人でも単独でも、山ではスマートフォンが圏外になってしまうという心配があります。
もし契約している通信事業者の電波が入らず、圏外でもあせらないで。たとえSIMカードが入っていなくても、いずれかの通信事業者の電波の圏内であれば、112にかけると、中国語と英語のアナウンスが流れ、続いて9を押すと、消防・救急に通報できます。
青木樹理
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