ニュース 社会 作成日:2023年9月11日_記事番号:T00111039
ワイズニュースこぼれ話台湾のフルーツといえば、マンゴー。早く食べなければ旬(出回り時期)が終わってしまうと慌ててスーパーマーケットに行くと、「マンゴーの王」と呼ばれるお馴染みの金煌芒果の隣に並べられた凱特芒果(キーツ)に初めて気づきました。少しお安く、買って食べてみると、すっきりした甘さで、おいしく大満足。
フロリダ生まれのすっきり味
実は凱特芒果、「9月のマンゴー」と呼ばれています。マンゴーは5~9月が収穫期で、最盛期は6~8月ですが、凱特芒果は9~10月が収穫期。台湾マンゴーの代表格、愛文芒果(アップルマンゴー)とともに1954年に米国フロリダ州から台湾に持ち込まれました。
凱特芒果はシーズンが遅めのため、消費者がマンゴーに飽きてしまったり、台風の被害に遭うことも多く、値段が高くない割にあまり売れないと、農業部(前・行政院農業委員会、農林水産省に相当)のサイトに記されていました。
なんだか残念な紹介の仕方ですが、筆者のように、盛夏に食べそびれた人や、甘いのが苦手な人にはピッタリです。
地産地消、台湾消費98%
農業部のサイトには、20種類以上のマンゴーが紹介されていました。愛文芒果と金煌芒果と覚えておけばいいと台湾の友人に教えられていましたが、実はこんなに多くの品種があるのですね。
中国が先月21日、台湾産マンゴーの輸入を停止しました。マンゴーのシーズンは終わりかけで、対中輸出もそれほど多くないので、農家の打撃は限定的と報じられていました。
《台湾有事》中国がマンゴー輸入停止、軍事演習に続き圧力
https://www.ys-consulting.com.tw/news/110676.html
台南市、高雄市、屏東県など台湾の今年のマンゴー生産量17万トン余りのうち、中国や香港、日本、韓国など海外への輸出量はわずか2.2%です。つまり残り97.8%は台湾で消費しているということ。台湾生活、さまざまなマンゴーを試してみたいですね。
青木樹理
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