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第28回 年内無料、新型コロナのワクチン接種/台湾


ニュース 社会 作成日:2023年11月13日_記事番号:T00112169

ワイズニュースこぼれ話

第28回 年内無料、新型コロナのワクチン接種/台湾

 今年5月からのアフターコロナで、日常生活がほぼ戻り、病院や薬局でマスク着用を忘れてしまう人もいるほど。台湾の新型コロナウイルス感染者は1週間当たり200人台の低水準が続いていますが、これは域内感染の中等症・重症に限ったお話。海外旅行者が増える中、先月末、日本に一時帰国した友人が感染し、1週間近く寝込んでしまいました。

 衛生福利部疾病管制署(衛福部疾管署)は、12月~来年1月には1日2万人まで増える可能性があるので、オミクロン株の派生型XBB.1.5対応ワクチンを接種するようにと呼び掛けています。

予約不要な診療所も

 まだ感染拡大の傾向はみられませんが、混む前にと考え、XBB.1.5対応ワクチンを接種してきました。1年ぶりの接種で、忘れていたことや、以前と変わった点もチラホラ。

 予約方法は各県市で異なり、新北市、台中市、台南市、高雄市はオンライン予約システムで予約できます。台北市の場合は、医療機関に直接問い合わせます。

接種可能な医療機関マップ

https://covid19vaccine.cdc.gov.tw/

 電話してみると、曜日で接種年齢が決まっていたり、当日や数週間後の予約はできない診療所や、予約不要で直接来院すればいい診療所がありました。季節性インフルエンザワクチン接種も始まっているので、「COVID-19」と伝える必要があります。

12月にもノババックス接種へ

 医師の予診の際に、接種後1週間は飲酒を控えるようにと言われ、モデルナのワクチンを接種したことがあるかと念を押されました。接種後には、腕が痛かったり、発熱した場合に服用する薬を2錠手渡されました。

 解熱鎮痛剤「普拿疼(パナドール)」の用意などすっかり頭から抜け落ちていたのですが、案の定、翌日は発熱し、薬のお世話になりました。

 年内はワクチン接種費用は公費負担のため、個人負担はありません。掛号費(日本の初診料・再診料に相当)は医療機関によって異なり、筆者の場合は不要でした。

 12月にもノババックスのXBB.1.5対応ワクチン接種が始まる見込みですので、特にモデルナのワクチンの副反応が大きい方は、ノババックスも選択肢です。

 冬が近づき、忘年会や尾牙で飲酒の機会が増え、年末年始や春節(旧正月)連休(2024年2月8~14日)で移動も増えます。ワクチン接種を検討している方はお早めに、計画的に。

 

新型コロナウイルスのワクチン接種予約先

台北市 医療機関に問い合わせ

https://booking.health.gov.tw/

新北市 予約システム

https://vacbooking.ntpc.gov.tw/ntc_vaccination/index.php

桃園市 医療機関に問い合わせ

https://dph.tycg.gov.tw/News.aspx?n=4349&sms=10201

台中市 予約システム

https://vaccine.taichung.gov.tw/

台南市 予約システム

https://health-reservation.tainan.gov.tw/covid

高雄市 予約システム

https://vaccine.kcg.gov.tw/BKA/web_page/BKA040100.jsp

青木樹理

青木樹理

ワイズメディア

日本、台湾での金融機関勤務を経て、ワイズニュース創刊年の2007年に入社。副編集長を経て20年より編集長。台湾経済・産業の動向を分かりやすくお伝えするため、台湾社会をウオッチしながら生活しています。

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