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第4回 経営資源の分配 その4


コラム 経営 作成日:2007年8月9日

第4回 経営資源の分配 その4

記事番号:T00002016

●前回のあらすじ
 「事業製品)における合理的な経営資源の分配」を意思決定する手法の一つとしてPPM(プロダクトポートフォリオマネジメント)があります。PPMの縦軸は「市場成長率」を表します。本コラムでは「市場成長率の境界線を10%」としてご紹介していきます。
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●先週のなぞなぞ
「相対性理論」や「相対評価」で「相対」という言葉を聞きますが、『相対市場シェア』とは、一体何でしょうか?
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●PPM横軸の意味
 プロダクトポートフォリオでは横軸に「相対市場シェア(占有率)」をとります。相対市場シェアとは自社の事業(製品)が自社を除く1位企業の事業(製品)と比較して、どれくらいの割合を占めているかを表します。 

 横軸の境界線は「1.0倍」となっていますが、「相対市場シェア1.0倍」とはどういう意味でしょうか?

 自社を除く市場におけるシェア1位の企業とシェアが1.0倍ということですから、「相対シェアが同率1位」を表しています。

 つまり、横軸の境界線より左側は「市場シェア1位」を意味するのです。

 ちょっと複雑になりましたが、要は「PPMの左側はシェア1位を表す」とご理解下さい。
 
 市場シェア1位であるかどうかを境界線としている理由は「シェア1位の企業とそれ以外の企業では競争力が全く違う」からです。
 
 市場シェア1位になると多くの恩恵が受けられます。例えば「広告費は少なくても売れる」「価格が高くても売れる」「優秀な人材が安い給料でも集まる」「仕入は他社よりも安く仕入れられる」等々です。
 
 他社よりも安く仕入ができ、高く費用を掛けずに売れるし、安く優秀な人材が集まるなんて、儲からないわけありませんね。

●今週のなぞなぞ
 さて、プロダクトポートフォリオでは「相対市場シェア2.0倍」のところに点線が引かれていますが、なぜ2.0倍のところで点線を引くのでしょうか?

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