記事番号:T00122875
~AI活用で経営はここまで変わる~
「現地法人における生成AI活用術」
開催日:7月17日(木)13:30~16:30
https://www.ys-consulting.com.tw/seminar/122303.html
■プロジェクト始まる
稟議通過を伝えるべく、もうひとかたへも早速電話連絡を取りました。
人事制度のコンサルタントは、彼の高揚を察して、物静かな落ち着いた口調で「それは、おめでとうございました。人事制度プロジェクトの開始を楽しみにしております」と伝えました。
そこから諸々の社内手続きを経て、無事に人事制度構築プロジェクトのキックオフミーティングに行き着きました。
キックオフには発芝総経理と副総経理と管理部長が参加しました。
人事コンサルタントが全体的なロードマップを提示しながら、各フェーズの項目と打ち合わせ日程を話し合いました。
■フェーズ1
プロジェクトの全体が固まると、人事コンサルタントよりモラールサーベイの実施要項の提案がありました。
発芝総経理はサーベイが初めてでしたので少し詳しい説明を求めました。
人事コンサルタントは発芝総経理の不安を払拭するように懇切丁寧に説明をしてくれました。具体的に社員へアンケートする内容を見せながら「こちらが標準のテンプレートです。設問の分類としましては”理念と方針について”、”上司について”、”人事や報酬について”、”職務について”………」説明は続いています。
発芝総経理は聞きながら、実際の設問がどのようなものかに興味津津です。
人事コンサルタントはモニターへ設問を映し出します。
【理念と方針について】
1.総経理は会社の発展策やビジョンをあなたへ知らせてくれますか?
2.あなたは会社の理念や方針を知っていますか?
3.会社の目指す方向が、あなたの関心や志望と一致しますか?
4.あなたはこの会社に勤めることを誇りだと感じていますか?
などなど。
幾つかの設問が紹介されると、さっそく質問をしました。
発芝「ぼく自身も社員に聞いてみたいことがあるのですが、それを加えても良いのでしょうか?」。
人事コンサルタント「もちろんです。発芝様が必要とされる設問を盛り込むことができます」。
その後もサーベイ結果を集計した報告書を説明されました。報告書では誰でも容易に理解できるようにグラフなどが使われており、視覚的に様々な角度から分析結果が示されていました。
発芝総経理は、その報告書に感心すると同時に、気持ちは早くモラールサーベイをやりたくて仕方なくなりました。
人事コンサルタント「実施日は、この辺りで如何でしょうか?」。
発芝総経理はスマホのカレンダーで自身の都合を確認すると、大きく頷いて「はい、その日程でお願いします」と返事を返しました。
宇都宮武則
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