ワイズコンサルティング・グループ

記事番号：T00058532

　皆さま、こんにちは。ワイズコンサルティング　佐藤でございます。

　台湾では７月に入り猛暑だけではなく、局地的な豪雨が続いておりますが、暑さや豪雨に負けず週末ゴルフを楽しんでいらっしゃいますか？「ワイズ杯ゴルフコンペ」の参加レポート20回目を報告させていただきます。今回報告いたしますのは、７月18日（土）に行いました第68回ワイズ杯ゴルフコンペです。

ワイズ杯でおなじみ、再興ゴルフ場

　今回実施のコースは、おなじみとなりました新竹県の再興ゴルフコースです。ここのコースは「比較的良いスコアが出るけど、グリーンが大きくて乗せどころが悪いと厄介」と言われています。台湾最大（一説には東アジア最大？）のグリーンをはじめ、ビッグサイズのグリーンが待ち構えており、われわれアマチュアゴルファーを悩ませています。過去にもここのグリーンの話は掲載しましたので、私の結果のみお伝えいたします。「今回も期待通り？巨大グリーンのわなにハマってしまいました」

　早朝６時20分、暑さが本格的になる前にスタートです。

紛失ボール無し！スコア以上にうれしい

　過去にご一緒させていただいた何人かの方が「スコアも気になるけど、ボールを無くさずに（１つのボールで）１日ゴルフをしたい」と仰っていました。長い棒切れで、小さなボールを200メートル以上の距離を打つスポーツです。「ボールの行方はボール自身に聞いてくれ」という言葉もありますが、気を付けないと小さなボールの落下地点が分からなくなります。左右に大きく曲げてしまってやぶ（山や谷へももちろん）の中では探しようがありません。真っすぐに飛ばしても、池や川がコース内に待ち構えており、拾えない事態もあります。

　ましてや夏場で雑草は生え放題、探せど探せど見つからない。こんなことは日常茶飯事です。ですので、ボールを無くさずに１つのボールで１日プレーするのは成績とは関係なく「非常に難しい」ことなのです。

　私の同僚に島袋という沖縄生まれの青年がいます。バスケットボールが趣味で大きな球の扱いはうまいのですが、小さなボールには縁がなく、ゴルフは年に数回しかしません。成績はというと、目下の目標は「脱３桁中盤」というところです。若者らしく思いっきりクラブを振るのはよいのですが「ボールの行方はボールに聞いてくれ」の言葉がまさに当てはまる状態です。

　そんな彼にプレー終了後、少々意地悪に聞きました。「今日（の成績）はどうだった？」彼は即座に「聞いてください！今日はボールを一つもなくさなかったのですよ！」思わず耳を疑い聞き返しました。「えっ？今日の成績だよ？」「ハイ。１つのボールで１日プレーしました。こんなことは初めてです。とてもうれしいです」。

　私は１つのボールで１日プレーができた記憶がありません。必ず途中でなくしています。ボールをなくしていない、ということはＯＢや池ポチャがない。すなわち好成績？！恐る恐るスコアを聞いてみると、いつもよりやや良いものの「３桁中盤」でした。しかし彼は大喜びで「ゴルフはとっても楽しいですねぇ。次回も必ず参加します！」と。

　ゴルフはスポーツです。スポーツである以上、成績は気にしないといけません。でも彼の満足げな表情を見ていると「こんな楽しみ方があってもよいのだな」と、目が覚めました。今までは成績ばかり気にしていましたが、来月はボールをなくさずにプレーすることも目標にしようと心に誓いました。欲深い私は「その上でベストスコア、優勝！」と付け加えますが。

あわやトラブル！乗り越えて優勝

　最近のワイズ杯は「皆が好成績」「初優勝者が多い」といった傾向です。今大会も皆が好成績でした。前回大会の参加者平均ネットスコアは74でしたが、今大会も77と70台を維持。そんな中、ネットスコア67での優勝はＭ社の田中様。田中様は２年ぶり３回目の優勝です。

優勝田中様　ナイスショット

　実は田中様は当日朝の待ち合わせの段階で大トラブル一歩手前だったのです。田中様はいつも車を出してくれています（いつもありがとうございます）。同乗者には待ち合わせ時間の遅刻者も無く、イザ出陣といったまさにその時、同乗者から一言。「あれぇ？田中さんのクラブはないの？」普段より冷静な田中様。このときも慌てるそぶりもなく「あぁ積み忘れたよ。通り道だから自宅に寄って行きましょう」。田中様のこの冷静さが今大会の好成績につながったのでしょうか。田中様より喜びのコメントが届いています。

　「皆さま、本日はありがとうございました！私は台湾に着任した約２年半前に、台湾で初めてゴルフをしたのがこのワイズ杯コンペでした。思い起こせば、生活関連の荷物が日本から台湾の新居に届く前に、ゴルフバッグだけを先に送り、このコンペに参加したと記憶しています。しかも当時は台湾ゴルフにも林森北路にも慣れていない状態でして、深い森林と林森で悪戦苦闘し、ズタズタのスコアで台湾ゴルフの洗礼を浴びたのを今でもよく覚えています。それにもめげず、ワイズ杯に参加し続けたおかげで、１年目に奇跡的？に２回優勝できました。そのためか、ハンディキャップが実力以上に減ってしまい、今日まで約２年間優勝することができませんでした。

　今日優勝できたのは、小野さん、島田さん、佐藤さんという楽しい帯同メンバーに恵まれたおかげです。加えて前半終了後に一緒にゴルフを回る機会が多く、互いに手の内を知っている佐藤さんが耳元で『田中さん、後半は個人勝負をやりましょうか？』と一言。この大学の後輩の言葉に発奮した私は、我慢のゴルフで後半は台湾での自己ハーフタイ記録の好成績で回れました。この発奮も要因です。今大会の優勝でハンディキャップが大幅に縮まるので、この先３年位は優勝できないと思いますが（笑）、今後もできる限りワイズ杯に参加したいと思いますので、皆さんどうぞよろしくお願いします」。

　田中様、コメントをありがとうございました。ちなみにコメント中にある「佐藤さん」とは私のことでございます。

優勝の田中様（右）と弊社董事長の吉本

　次回第69回大会は、8月15日（土）海岸線のきれいなコース、八里ゴルフ場で開催いたします。また次々回第70回大会は９月19日（土）老爺関西ゴルフ場での開催となります。常連様も初参加者も大歓迎です。皆さまのご参加をお待ちしております。ご興味のある方はワイズコンサルティング　佐藤（sato@ys-consulting.com）までお問い合わせください。

ワイズ杯ゴルフコンペ　第68回大会
2015年７月18日（土）
再興ゴルフ場　　天候　晴れ
参加13名

優勝　　Ｍ社　田中様　ネット67
準優勝　Ｃ社　松田様　ネット70

ペリア戦
優勝　　Ｍ社　小野様　ネット68.2

 ワイズコンサルティング　佐藤豪紀