ワイズコンサルティング・グループ

記事番号：T00061295

　皆様、新年明けましておめでとうございます。ワイズコンサルティング、佐藤でございます。本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

　今回のワイズ杯ゴルフレポートでは、昨年12月19日（土）に桃園市の大渓ゴルフ場で開催した第73回大会の報告をいたします。12月の台湾北部は、例年は冬将軍の到来で、コースだけではなく寒さとも戦わなければならないのですが、参加者の心掛けが非常に良かったため、快晴の中、絶好のコンディションでのコンペとなりました。

初開催！名門・大渓ゴルフ場

　73回を重ねたワイズ杯ゴルフコンペですが、過去に開催経験が無いゴルフコースがまだまだたくさんあり、今回の大渓ゴルフ場も初開催でございました。

大渓ゴルフ場

　台湾でゴルフをするのなら、「一度は大渓で！」と言われる方が数多くいらっしゃいます。トム・ワトソン、タイガー・ウッズ、アーニー・エルス、ニック・ファルド、さらにはイサオ・アオキら世界的な男子プロもかつてプレーしたことのある名門コースで、当時の記事によりますと、参加した男子プロは口々にコースの素晴らしさを誉めたたえたそうです。私も台湾で３本の指に入る素晴らしいコースであると思っております。

　コース外の環境整備もゴルフ場の自慢のようで、紹介文には次の通り記載されています。「園芸の専門家が数百万の鮮やかな花を至る所に植え、四季折々の素晴らしさを見せています。また、優しい環境づくりの努力を惜しまず、多くの動植物を自然の姿そのままに楽しむことができます」。

　この紹介文を読み返し私自身を振り返ります。コース間の移動はビール片手にスコアカードをにらみつけ、コースに出ると周辺の景色ではなくグリーン上のフラッグのみを見つめている、そんな私のゴルフが何と小さかったことかを反省せずにはいられませんでした。

欲が出たらダークサイドに

　コンペ当日、私は久しぶりにＭ社岩永様と同組でのプレーとなりました。９月の本大会優勝者です。ゴルフ経験の浅い岩永様のゴルフの魅力は豪快なスイングと素直なアプローチ。短期間でみるみる上達をしておりました。「最近のスコアはいかがですか？」と聞いてみると「ワイズ杯優勝時と比べ、20打ほど悪い」と渋面で仰せです。ゴルフ歴半年で２桁スコアを記録、まだまだ上り調子と思っていたので、意外な回答でございました。

　スタートホールの第１打目、氏のショットはキャディーさんが思わず「不好〜」と言ってしまう出来でした。しばらくは同様のミスが続きます。「佐藤さん、ゴルフは難しいですね〜。以前と何が違うのかなぁ？」と首をかしげています。アドバイスをさせていただくのは僭越（せんえつ）ではございましたが、「以前の豪快さが無く、スイングが小さくなっているように思いますが」と率直に感想をお伝えすると「あぁっ！やっぱり」と漏らされました。

　お聞きすると、スコアが良くなるにつれて数字の結果ばかりが気になってしまい、ボールを置きにいく（当てにいく）意識が強くなっているとのこと。ボールの行き先が思い通りにならないため、余計に力が入ってしまう悪循環を自覚されておりましたが、「次回は結果を気にせず、思い切りプレーする」と宣言されておりましたので、再度の飛躍が期待できそうです。

　よくよく考えますと、このエピソードは私自身にもそのまま当てはまります。私も結果を気にし過ぎ、ついつい欲が出てしまい、悪循環を繰り返してしまいます。最近の映画に準えると、欲が出過ぎて「ダークサイド」に取り込まれてしまっていたようです。気持ちを切り替えて、自身を覚醒させなければいけません。自分を信じて「フォースと共にあれ」と。

「ゴルフは飛距離」が正解か？

　同組では初参加Ｆ社の西本様、Ｅ社の湯澤様とプレーをさせていただきました。西本様は台湾駐在間もなく、ゴルフも最近復活させており、少しずつ感覚を取り戻しているとのことです。豪快な印象とは異なり、丁寧でミスの無いコントロールショットで次々に好スコアをたたき出していきます。ご本人いわく「台湾ベストスコア」が出たとのことで、初参加でしたがペリア戦では優勝でした。

　そんな西本様のショットを横目に「ゴルフはやっぱり正確さですよねぇ」と同組の湯澤様に語りかけると、間髪入れずに湯澤様「ゴルフは飛距離でしょう」とのお答えが。湯澤様は飛距離には思い入れがあるようで、豪快なスイングで振り回し、距離を稼ぎます。それでもボールの行方は大けがをしないポジショニングをキープしています。細かいテクニックにも長けており、この日はイベント賞で「ドラコン賞（飛距離チャンピオン）」と「ニアピン賞（テクニックチャンピオン）」のＷ受賞でした。そして見事に初優勝に輝きました。

　毎回優勝候補と言われてきた湯澤様、喜びもひとしおでゴルフへのポリシーを熱く語ったコメントが届いております。

　「８月に台湾赴任をして、ワイズ杯は４回目の参加となりました。幅広い業種、年齢層、多くの経験をされたメンバーと、大変楽しくラウンドできることが、ワイズ杯の醍醐味（だいごみ）です。多くの方が『ゴルフは、上がってナンボ』『飛ばすだけが、能じゃないよ』と言われます。が、私のゴルフに対する考えは、『飛ばしてナンボ。ゴルフは飛距離だ』です。今大会は優勝に加え、ドラコン賞とニアピン賞を各１コースで頂きました。今後は、ドラコン賞２コース（すなわち全部です！）を目指して頑張ります。今後ともよろしくお願いします」。

優勝の湯澤様（右）と弊社董事長の吉本（左）

　次回第74回大会は、１月16日（土）老爺関西ゴルフ場で開催いたします。さらに次々回第75回大会は２月20日（土）の開催となります（会場未定）。ワイズ杯は誰でも楽しめるゴルフコンペです。台湾に駐在されてゴルフを始めたがまだ発展途上中でコンペに出る勇気がないと感じられている方がいらっしゃいましたら、勇気を振り絞り下記メールアドレス佐藤宛に一声かけてみませんか？もちろん常連様や腕に覚えのある方も大歓迎です。皆様のご参加をお待ちしております。ご興味のある方はワイズコンサルティング　佐藤（sato@ys-consulting.com）までお問い合わせください。

ワイズ杯ゴルフコンペ　第73回大会
2015年12月19日（土）
大渓ゴルフ場　　天候　晴れ
参加13名

優勝　　Ｅ社　湯澤様　　
準優勝　Ｋ社　田口様

ワイズコンサルティング　佐藤豪紀