記事番号:T00123009
8月11日開催
kintoneアプリ作成習得ワークショップ(中国語)
日本語版:https://www.ys-consulting.com.tw/seminar/122900.html
中国語版:https://www.ys-consulting.com.tw/seminar/122902.html
■幹部インタビュー
モラールサーベイの作業内容の1つの幹部インタビューが始まっています。
課長以上が1人ずつ順番に小会議室へ入ってゆき、人事コンサルタントと対面でのインタビューに応じています。
発芝総経理は、幹部たちがどんなことを話したのだろうか、と大変気になっている様子です。
毎日、その日のインタビューが終わると、コンサルタントから話を聞こうとしますが、毎回コンサルタントからは「インタビューをした内容は整理をしてから、ご報告いたしますので、ご安心ください」と諭されます。
■アンケート調査
週は明けて、全社員へのアンケート調査の日が来ました。
アンケートの設問には、コンサルタントが発芝総経理の意見や現状の問題点などを考慮して作成したこの会社独自の内容も多く含まれています。
全社員への説明会が終わると、さっそく各自が座席に戻ってパソコンからアンケートへの回答が始まりました。
■賃金水準の調査
今回、発芝総経理が強く申し入れたことは「賃金水準の調査」でした。
なぜかと言いますと、管理部長から求人にあたり、他社に較べて給与水準が低いため応募者が少ないと言われているからです。また、ある幹部からは離職を防ぐために台湾企業並みに給与を上げたらどうかと言われたこともありました。
そこでこの機会にそれが事実なのかを確認したかったのです。
コンサルタントは過去10年以上にわたる在台日本企業の給与データを持っているので、発芝総経理はコンサルタントへ相談をして社内の状況はもとより、同業の日本企業や同業の台湾企業との比較を望みました。
コンサルタントは発芝総経理から社員の給与データを預かると分析を始めていました。
■報告日待ち
モラールサーベイの結果は後日に報告書にまとめられて、コンサルタントから発芝総経理へ対面で報告されます。
幹部インタビューやアンケートは単純に集計されるだけではありません。集計した結果からコンサルタントが様々な事情を読み取って提言をしてくれます。
同様に賃金水準の調査も多角的に分析が施されます。例えば、社内だけでも、年齢別、役職別、部門別、在職年数別などです。これに、同業他社の情報が加わり、より客観性の高い分析となっています。これに関してもコンサルタントから課題の発見や提言がなされます。
発芝総経理は月末の報告日を楽しみにしています。
「発芝総経理、会議室へどうぞお越しください」アンケートの回答中にインタビューが行われます。
宇都宮武則
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