第3回 人材を定着させる秘訣


コラム 経営 2007年11月9日

ワイズの経営塾 小規模事業成長編

第3回 人材を定着させる秘訣

記事番号:T00003638

●人材の定着のノウハウ
 
 小規模企業では一般的に人材の流出が頻繁で、「人材の流出」を食い止めなければ、企業の成長は望めません。

 小規模事業の経営者で「去る者は追わず」と言う方もいますが、小規模事業にとって人材の定着は「経営者の面子よりも重要な経営課題」です。

 面子をかなぐり捨ててでも人材を定着させなければ、経営資源の乏しい小規模企業にとって成長は絶望的です。

 私も人材の定着には一番苦労してきました。
 
 しかし「人材定着のノウハウ」を発見したにより、ここ数年は入社した「人材」は辞めずに「人財」となり活躍してくれています。

 その「人材定着のノウハウ」とは…


●ノウハウ1:辞めにくい人を採用する  

 「そんな事、事前に分かれば苦労しない」と思われるかもしれませんが、よく考えてみると「辞めにくい人」を探し出す事は可能なのです。

 例えば「大企業で出世している人材」は、うまくヘッドハンティングできれば、「辞めにくい人材」になります。

 なぜなら、大企業から小規模企業に転職したわけですから、当然周囲からの猛反対に遭っています。

 周囲の猛反対を押しのけて転職してくれたわけですから、本人にも面子があり、そう簡単に転職するわけにはいかないのです。

 他にも「遠くに住んでいる人を採用する」(引っ越しが伴うので辞めにくい)、「日本人を現地採用する」(辞めるとビザが無くなるので辞めにくい)、「知り合いから紹介を受ける」(知り合いの面子を潰すので辞めにくい)等、「辞めにくい人を見つける方法」は意外とたくさんあるのです。


●ノウハウ2:馬を射る  

 本人が「辞めたい」と思っても、家族や恋人が相談に乗り、うまく説得してくれれば行動に起こす可能性は低くなります。

 人は不満を口に出すだけでもストレスを発散することができますし、身近な方が説得してくれれば「辞めよう」という気にはならなくなります。

 「ご主人」「奥さん」「両親」「恋人」など、社員が一番先に相談するだろうと思われる人と仲良くなる事で、無料で強力なカウンセラーを手に入れる事ができます。

 また星野仙一氏の「奥さんにプレゼント作戦」も、奥さんの発言力が強い台湾では効果絶大です。

 ご存知の通り、台湾企業では「忘年会」や「社員旅行」などは奥さんや恋人などの同伴者を認めるているところが多いですが、台湾人経営者の知恵と考えるのはゲスの勘ぐりでしょうか?


●ノウハウ3:暇にさせない  

 社員のモチベーションの低い会社は、決まって「暇な会社」です。

 暇だと、あれこれあれこれと余計なことを考えてしまうのは人の習性です。

 徳川家康の「生かさず殺さず」とは言いませんが、社員を忙しくさせるということは、言い換えれば「人材を活用している証拠」とも言えます。

 常に本人の能力より10%程度レベルの高い仕事をさせることは、本人の成長にもつながりますし達成感を味わうこともできます。

 特に小規模企業の場合は、社員に暇を与えても本人のためにもなりませんし、会社にとっても大きな損失になるだけです。


●小規模企業成長の原則③  「人材の定着が成長への第一歩」



ワイズコンサルティング 吉本康志

ワイズの経営塾小規模事業成長編

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