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台北市の公共レンタサイクル「Youbike(ユーバイク、微笑単車)」が人気となったためか、郊外でサイクリングをする人が増えています。暑くなく、寒くもない今の時期はサイクリングに最適です。今回は、桃園県にあるサイクリングコース「緑色走廊」(緑の廊下)を紹介しましょう。
緑色走廊がある同県新屋郷は北西部の海岸沿いで、冬は東北からの季節風が非常に強いところです。もともと季節風から農作物を守るために、風に強い植物を多く植樹しましたが、2002年9月、同県がサイクリングコースとして整備しました。
コースの起点は永安漁港で、海岸沿いの道〜緑のトンネル〜流木公園まで約5キロメートルです。コースは全体を通じて平坦な道ですので、子どもから大人まで快適にサイクリングができますよ。
涼しい緑のトンネル
コースの一部は両側の樹木の葉が日光を遮っているため「緑のトンネル」と名付けられ、涼しいです。木陰でサイクリングしていると、木々のざわざわとした音や鳥の鳴き声など大自然の音に囲まれて、心も癒されます。しかし、週末は結構にぎわっていますので、自然の音があまり聞こえないかもしれません(笑)。
「緑のトンネル」。ここから車は進入禁止ですので、初心者も安心です
100元で乗り放題
緑色走廊にはたくさんのレンタサイクル店があります。起点の永安漁港近くの他、緑のトンネル付近にもあるのでコースの途中からでも利用可能です。レンタル料金は店舗や自転車のタイプにより違います。私が利用した「緑色走廊租車」ではギア付きの一般タイプで、1日100台湾元でした。他にも2人乗り用や、家族など3人以上が同時に乗れるタイプまでさまざまな自転車が選べますよ。レンタルの際、パスポートまたは居留証をお忘れなく。また、こちらのお店には駐車場があるので、自動車で訪れても問題ありません。
2人以上でこぐタイプの自転車は中国語で「協力車」と言います(緑色走廊租車提供)
夕日を見ながら疲れを癒やす
コースのゴールには海が見渡せる「流木公園」があります。普通の公園と異なり、遊具の代わりに砂浜にたくさんの流木が置かれています。かつて台風で大量の流木が海岸に打ち上げられた際、芸術家たちが集めた流木を利用して制作したオブジェも設置されています。流木に座って、夕日を見ながらサイクリングの疲れを癒す人でにぎわっています。
緑色走廊はサイクリングだけでなく森や海、砂浜といった景色も楽しめる人気のスポットです。ぜひ足を運んでみてください。
【緑色走廊】
住所:桃園県新屋郷新屋永安漁港114県道の隣
アクセス:台湾鉄路(台鉄)中レキ駅(レキは土へんに歴)から、桃園客運バスで約1時間。終点の永安漁港駅で下車し、徒歩約400メートル
注意:海岸区域は午後6時以降立ち入り禁止。
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