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第5回 新竹・青草湖


コラム 台湾事情 作成日:2014年6月24日

週末快楽手冊

第5回 新竹・青草湖

記事番号:T00051098

 皆さん、新竹といえばどんなイメージを思い浮かべるでしょうか。やはりハイテクとか科学技術といった言葉が浮かぶと思います。そうした新竹には「青草湖」のような場所もあります。地元の人たちは子供のころに行った思い出をよく語ります。今回は新竹で一番古い風景区である「青草湖」を紹介します。

新竹八景の観光地

 青草湖はもともと、利水機能と洪水防止を併せ持つ「青草湖ダム」として1956年に造られました。ダム湖と周囲の美しい景色から、当時新竹八景の一つに数えられ、有名な観光地となりました。63年に大ヒットした台湾映画「難忘的鳳凰橋」では、一部のシーンがここで撮影され、さらに知名度が上がりました。しかし、台風による土砂の堆積や、上流からの生活排水流入による富栄養化などで貯水能力が年々低下。87年にはダムとしての利用が中止され、観光客も訪れなくなってしまいました。

中国庭園風に再開発

 新竹市政府は07年、「青草湖再生計画」を立ち上げ、中国浙江省の観光名所・西湖をイメージして、デザインや施設の命名にもこだわって再開発を進めました。

 青草湖は、真ん中に土砂の堆積で形成された「于飛島」という小さい島があります。87年の利用中止以降、独自の生態系を形成し、タカ目を中心としたさまざまな鳥を見ることができるようになったため、「鳥島」と呼ばれていました。再建後は、向こう岸の「鳳凰橋」に合わせて夫婦の仲が良いという意味の四字熟語「鳳凰于飛」となるように名前が付けられ、カップルに人気のスポットとなっています。


于飛島にかかる映月橋。夜はライトアップされさらにきれいです

 于飛島には、アーチ型で欄干が扇形に抜かれたデザインの「映月橋」(月を映す橋)という橋がかかっており、湖を囲むようにある環湖歩道につながっています。

 他にも「心心相印亭」(以心伝心のあずまや)や「清風明月牆」など漢詩のような名前が付けられた中国庭園風のデザインのスポットがあります。

 また、環湖歩道は徒歩で一周約1時間と散歩に最適です。周辺の観光地ともつながっており、自転車で行くことが可能です。


環湖歩道はクスノキが生い茂り、トンネルのようになっています

 週末には、サイクリングや散歩、読書を楽しむ人が訪れています。皆さんも今週末、ゆっくり過ごしてはいかがでしょうか。

【青草湖】

住所:新竹市東区環湖道路

アクセス:

台湾鉄路(台鉄)「新竹駅」下車、新竹客運「三峰、新城、内湖」行きバスで「青草湖」駅下車。

自動車:フォルモサ高速道路甲3号線茄苳インターチェンジ→県道117線→環湖道路

URL:http://ggl.hccg.gov.tw/

ワイズコンサルティング 王畊蘋

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