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もうすぐ春ですね。春と聞いて、何を思い浮かべますか。日本の春といえば、お花見ですね。今回は桜だけではなく、さまざまな花が楽しめる、桃源仙谷(桃園県)という花の名所をご紹介します。
虹のように広がる花畑の奥にはレストランもあります(桃源仙谷提供)
「桃源仙谷」とは、俗界を離れた別世界、桃源郷(ユートピア)という意味です。桃園県の桃源仙谷は、その名の通り、1年を通じてさまざまな花が咲き乱れる、とてもロマンチックな場所です。
世界で一番早く開花
桃源仙谷は、「台湾のチューリップのふるさと」と呼ばれています。チューリップの数、種類、栽培面積いずれも台湾一。毎年数十万個の球根を輸入し、心を込めて育てており、翌年1〜3月にきれいな花を咲かせます。気候の関係で、台湾は世界で一番早く咲きます。ちなみに、今年のチューリップのシーズンは3月23日まで。60品種近くが順番に花を咲かせます。
ホタル鑑賞、ハイキングも
チューリップの他には、どんな花が見られるのでしょうか。冬(1〜2月)には梅や桜が、春(3〜5月)になると、海芋(カラー)、ラベンダーなどたくさんの花が一斉に咲き出します。ホタル観賞スポットとしても有名で、4~5月には多くの人が訪れます。
ホタルの季節には写真撮影のコツも教えてもらえます(要予約)(桃源仙谷提供)
夏(6〜9月)はリアトリス(キリンギク)など紫色の花が中心です。湖が一般開放され、バーベキューをしながら、水遊びを楽しむこともできます。
秋(10〜12月)にはユリ10種類以上の他、台湾で唯一、金色に色づくカエデ(黄金楓)約4,000本を見ることができますよ。
214ヘクタールの広大な敷地には、花畑だけでなく、2本の川沿いにハイキングコースもあります。子どもOKの家族向け30分コース、3時間の達人コースなど、体力に合わせて誰でも楽しめます。
桃源仙谷は準備に18年かけて美しい世界を作り上げ、2002年から営業しています。今や観光客はもちろん、ウェディング写真のロケ地としてカップルにも人気です。11年に公開され、話題となった台湾映画『セデック・バレ』の桜の一部シーンはここで撮影されたのですよ。
皆さま、忙しい日常生活から離れて、台湾のユートピアでリフレッシュしてみてはいかがでしょうか。
【桃源仙谷】
住所:桃園県復興郷長興村上高遶8鄰5号之1
台湾高速鉄路(高鉄)新竹駅から車で約50分
電話:03-3822661
営業時間:8:00〜17:00
(ホタル観賞期間は8:00〜21:00、18時までに入園のこと)
定休日:なし
入場料:一般350台湾元
URL:http://www.tysv.com.tw/index.aspx
ワイズコンサルティング 王畊蘋
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