第4回 部下の育成は管理職の責任


コラム 人事労務 台湾事情 作成日:2016年5月6日

荘講師のスキルアップ教室

第4回 部下の育成は管理職の責任

記事番号:T00063997

 陳経理と李経理はそれぞれ第一営業部と第二営業部の部長です。各部には5人の部下がいます。

 スーパーセールスパーソンだった陳経理は、経理に昇進してからも熱心に仕事をこなしています。長い間、受け持ち部署の業績目標の80%を自分で達成し、残りの20%を部下が達成していました。李経理はちょうどその反対で、仕事の20%を自分で行い、部内で教え育てた部下が80%を完成します。李経理はさらに、会社が市場の激しい競争に対しどう対応すべきかについて常に考え、総経理に対応策を提案しています。一方、陳経理は自分の仕事が忙しく、考えや意見を述べることはほとんどありません。

 陳経理は最近、李経理が協理に昇進するかもしれないと聞き、内心穏やかではありません。そこで総経理に相談に…

陳経理:「総経理、李経理が昇進するって本当ですか?」

総経理:「その通り、そうするつもりだが?」

陳経理:「ですが、私、個人的には業績を上げるために大変努力をしているつもりです。どうして私に昇進の話が回ってこないのでしょう?」

総経理:「君個人の努力は、私も当然評価しているよ。だが幹部の職務とは、いかに部下を活用して会社が定めた目標や任務を達成するかを考えることだ。企業が発展するには、一人で戦うのではなく、皆が団結して努力する必要があるんだ」

陳経理:「でも、部下を教育してやらせるより、自分でやった方が確実で早いですよ」

総経理:「部下を育てずにできるかどうかやらせてみるだけでは、部下は永遠に育たない。君はそれでも自分で全部やりたいかもしれないが、君がどんなに強くても、一人の時間には限りがある。それでは組織もある程度までしか発展できないだろう?」

陳経理:「……(それでもまだ不満な様子)」

●解説

 陳経理には以下の心構えが足りませんでした。

1.管理職には部下を育てる責任があります。コーチングで部下の自発性と成長を促しましょう。過去に自分で何もかもやっていても、そのやり方に固執する必要はありません。

2.管理職は一段高い視点に立つ必要があります。仕事の計画を立てる以外に、会社の競争力の向上策や将来の発展策を考え、ふさわしい場で提案しましょう。

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荘建中

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難しい事をわかりやすく伝えるプレゼン力はワイズNo.1、毎年セミナーや研修で200回/年を越える講演を行っている。

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