第59回 台湾人社員は勤務中、何を考えている?


コラム 台湾事情 作成日:2010年8月13日

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第59回 台湾人社員は勤務中、何を考えている?

記事番号:T00024620

 
 最近、社内で一番はやっている言葉は「コスト意識」です。先週の社内会議で社長が、堀場製作所の創業者、堀場雅夫氏の名言「仕事のできる人とできない人との際立った差はコスト意識にある」という言葉を引用し、社員の私たちにコスト意識の重要性を教えました。社長の言葉に痛感したからか、今は社員一同コストを意識して仕事するようになりつつあります。

 社員のコスト意識の改善は、多くの経営者が考えていらっしゃることだと思います。ただ、現実問題として、「自分の利益にあまり関係ないのだから、どうでもいい」と思っている社員に「常にコストを意識して仕事しよう」と、いくら強く押し付けても本人は納得できないと思います。

 ヤフー台湾は8月6日~11日、「勤務中に何を考えているか」をテーマにアンケート調査を行いました。2万3,485人の回答を集計した結果は、下の通りです。  

 さらにアンケート結果に基づいて、回答者がコスト意識を持っているかどうかを評価してみました(表の右側)。すると、コスト意識を持っていそうなビジネスパーソンは10%にも満たないというさびしい結果になってしまいました。
 
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意識改革の鍵は上司

 会社のコストは実はいろんなところに発生しているのに、それを知らない社員がたくさんいるようです。例えば、勤務中に仕事以外のことを考えているときにも、ミスが起きたときにもコストがかかっています。接待の効果を考えずに、ただ交際費を使っている社員もいれば、会社の支給した電話だから、使い放題だと思っている人もいます。

 意識改革は簡単なことではありません。「子どもは親を見て育つ」という言葉のとおり、部下は上司のまねをします。特に上司となる人は率先して実践しないと組織の一番下の階層まで落とし込むのは難しいでしょう。

 コスト削減は会社の利益増加につながります。このアンケート結果を見た限り、社員のコスト意識には、まだまだ改善余地があるようです。コスト意識の改革に力を入れる企業はこれからもどんどん増えていくでしょう。

ワイズコンサルティング 陳逸如

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