記事番号:T00003289
●起業時の強み
起業時の最大の経営資源は経営者です。
「人脈を利用しよう」「社員の能力を使おう」などと考えているうちは絶対にうまくはいきません。
経営者が「自分の力でなんとかする」と決意したときが、本当のスタートです。
起業時の多くは「人」「もの」「金」「ブランド」「情報」などの経営資源は競合にかないません。
「もっと資金があれば…」「良い人材がいれば…」「ブランド力があれば…」など、ないものを嘆いていても始まりません。
一般的に言われる経営資源がないからこそ「ベンチャー(冒険)ビジネス」なのです。
他人に教えてもらおうと思うのは短絡的過ぎます。
「自分の力でなんとかする」と決意した「あなた」自身が、知恵を絞って悩み苦しみながら解決するのです。
ビジネスの成長は経営者の成長と同調しています。
「あなた」自身の成長なくしては、ビジネスの成長もあり得ません。
「あなただからできる」、「小さな会社だからできる」、「強み」が何かあるはずです。
それを知恵を絞って考えるのです。
業界や世間の常識というのは「強い者が優位になるためのルール」です。
決して同じルールで戦ってはいけません。
自分に有利なルールを見つけ、創り上げるのです。
そう、
あなたは大手に負けない「経営資源」を持っている…
●起業家と機関車
起業時の起業家と機関車は似ています。一番前の車両が全てを引っ張ります。
止まっているものを動かすのだから、初めは非常に大きな力が必要だ。
動き始めると少しは楽になりますが、加速するには、まだまだ大きな力がいる。
スピードが乗ると惰性がつき、小さな力で前進できるようになり、ほっと一息…
時には運良く下り坂で、楽できる時もある。
しかし、いったん上り坂になると、また必死に引っ張らなければ止まってしまう。
雨が降ろうと、雪が降ろうと、どんな環境であろうと、やめるわけにはいかない。
各車両にモーターで動く電車が導入されるまで…
●起業への格言4
「起業時の経営資源は、あなたの中にある」
ワイズコンサルティング 吉本康志