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第6回 戦国武将に学ぶ、経営者のIT活用術セミナー(14年6月19日実施)


コラム 経営 作成日:2014年7月11日

ワイズのセミナーリポート

第6回 戦国武将に学ぶ、経営者のIT活用術セミナー(14年6月19日実施)

記事番号:T00051471

 今回は去る6月19日に行われました「~あなたは戦国時代を勝ち抜けるか~戦国武将に学ぶ、経営者のIT活用術」セミナー(以下、情報セミナー)の模様についてご紹介いたします。今回の情報セミナーでは、徳川家康に学ぶ情報戦略、武田信玄に学ぶコミュニケーション術と題して、アクセス台湾の森田朋之代表をゲストに迎え、講演していただきました。

効果的なIT活用のポイント

 第1講では過去の常識に囚(とら)われるな!「戦国武将の発想術」と題して弊社董事長、吉本康志が講演いたしました。吉本はIT(情報技術)について、あくまでツールであり、ビジネスのやり方は変わっていないとして、経営に有効利用できるITが必要で、ITはB2C(企業対消費者間取引)に導入すれば高い効果が見込まれて活用効果が高いが、一番の問題は経営者自身が知らなければ効果が出ない点だと指摘しました。

 そして、織田信長から学ぶべき、現代の戦国時代を生き抜く術として、新兵器(IT)の導入で競争のルールを変えて勝利した例としてランチェスター戦略を紹介し、アマゾン・ドット・コムと紀伊國屋書店の事例を挙げた他、シャープの事例から強者なら物量戦(標準化による大量生産)、弱者なら奇襲戦(カスタマイズによる一点集中)と身の丈にあった戦略を取らなければならないと述べました。

 

 次に毛利元就を例に挙げ、有効な差別化を行い、ブルーオーシャン戦略、つまり局地戦で戦うべきだとして、低価格・短時間のヘアカット専門店として知られるQBハウスの成功事例を挙げた一方、悪い差別化の例としてイトーヨーカドーの円高還元セールを取り上げました。

 その上でITを活用した経営改革は、(1)20年前とビジネスモデルがあまり変わっていない業界(2)経営者層が高齢化している業界(3)B2CよりB2B(企業間取引)──にチャンスがあると述べました。特に(1)顧客へのメリットを中心にした発想でゼロベースから考える(2)既存ビジネスをITで増幅させる方法(3)業界常識にとらわれない(4)IT会社の言いなりではなく、経営者自身が考える(5)クラウドサービスの活用を考える──ことが重要だと強調しました。

 また、経営者は、長期ビジョンや戦略の策定、新しいビジネスモデルの構築、社員とのコミュニケーション、重要顧客との建設的関係の構築など重要だが緊急ではない仕事に時間の8割を使うべきだと指摘しました。

 この他、弊社のホームページを利用し、売上高を10年で15倍にした手法として、単価の低い単発のフロービジネスを低価格化し、安定収入が見込めるストックビジネスにしてきたと述べ、労務顧問サービスを例にして手法を公開。どのように成功を収めてきたか説明いたしました。

現代のコミュニケーションツール

 第2講では戦は情報戦!「戦国武将の情報戦略」として、アクセス台湾の森田代表が講演いたしました。まず武田信玄のコミュニケーション術/情報通信術として、武田信玄の合議制、支城(本城を補助するために配された城)、のろし、目安(投書)などの功績を振り返ってコミュニケーションを非常に大事にしたと指摘。現代企業に置き換え、ウェブ会議やMCM(モバイルコンテンツ管理)、チャット・SNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)に相当するとして、それぞれのサービスについて説明なさいました。

 次に徳川家康に学ぶ情報戦略として、正確な情報収集、収集した情報の分析とそれに基づく戦略立案と実施が重要だと語りました。

 また、同社の新サービス、ビーコンを利用したスマホによる近距離マーケティングについて紹介され参加者の興味を伺えました。

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