第2回 大人気!超級星光大道


コラム 台湾事情 作成日:2007年6月22日

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第2回 大人気!超級星光大道

記事番号:T00001138


 今台湾の若者たちの間で、「超級星光大道」というテレビ番組が大反響を呼んでいます。
 
 これは中国電視公司(CTV)が毎週金曜夜に放送する、スターを目指す若者たちによる歌の勝ち抜きオーディション番組で、今月、台湾の番組としては破格の視聴率6.2%を記録しました。上位の実力者たち「星光幇(スターライトチーム)」の人気は、今や社会現象とまでいわれています。

 番組では、プロ顔負けの実力を持つ素人の出演者が歌やダンスを披露して、プロの歌手や音楽業界の専門家の採点による点数で競い合います。全土1,400人に上った参加者も、今は残り10人による決勝ラウンドに入っていて、さらに盛り上がっています。特に先週は、「星光幇」で人気ナンバーワンだった楊宗緯が、番組に出演するために年齢を5歳若く偽っていたことが発覚する事件が起きました。これがニュースで大きく取り上げられた結果、それまで関心を持たなかった層にも番組が知られるようになりました。楊宗緯は潔く責任をとって番組から降りることを宣言。別れのステージでは、涙を流しながら得意の抒情曲を歌い、多くのファンの喝采を浴びました。


身近な出演者に共感
 
 「超級星光大道」は、なぜここまでヒットしたのでしょうか?最大の理由は、驚くような歌唱力を発揮する出演者たちが、どこにでもいるような普通の若者たちであることです。カラオケが娯楽として定着している台湾では、視聴者は歌のうまい身近な友人のような感覚で出演者に親近感を抱いたり、時には自分自身を重ね合せて楽しみます。実力のある出演者にはどんどん固定ファンが増えていきますが、身近な友人を自分たちの応援でスターにしようという面白みを感じることができます。              
   
 出演者たちのパフォーマンスは、プロの審査員たちによる非常に厳しい批評を受けます。うまいことは当然で、ちょっとでも高音の出が悪かったり、一つの音を長く歌い過ぎると、たちまち専門用語で指摘されるといった具合です。これも視聴者にとっては新鮮です。

 オーディションは厳しい勝ち抜き戦ですが、出演者同士の励まし合いや、敗者に対する気遣いなど、番組の雰囲気は仲間意識や暖かさに満ちていて、大いに涙腺が刺激されます。こうした雰囲気も、人間関係が希薄になっている現代人にとっては魅力ではないでしょうか。
 
 
思わぬ経済効果も
 
 「超級星光大道」で歌われた昔の曲が、カラオケボックス(KTV)で人気になったり、携帯電話の着メロダウンロードが増えたりと、思わぬ経済効果も生んでいます。番組のコマーシャル料は当初1本10万台湾元だったのが、今は倍の20万元になりました。番組の放映時間も当初の1時間半から2時間に延長になったため、CTVは1回の放映でコマーシャル料だけで2,400万元の収入になる計算です。

 さて、きょうは超級星光大道の放送日の金曜日です。いつも一緒に見てる姉も私も必ずもらい泣きをしてしまうだろうから、大量のティッシュペーパーを用意して備えることにしましょう。
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ワイズコンサルティング 陳逸如

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