第6回 Mr.Baozのオリジナル包子


コラム 台湾事情 作成日:2007年7月20日

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第6回 Mr.Baozのオリジナル包子

記事番号:T00001640


 2004年10月、日本のミスタードーナツが台北市天母に台湾1号店を出店するや、ドーナツの大ブームが巻き起こり、大勢の人が長蛇の列を作りました。今、外来のドーナツに対抗できる台湾オリジナルのデザートチェーン店として注目を集めているのが、点心の「Mr.Baoz」(包子先生)です。中華の点心、包子(バオツ)を斬新なアイディアで新しい味に仕上げたことが評判を呼び、若者が列を作って並んでいます。
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真っ赤な看板が目を引くおしゃれな外観

 Mr.Baozの包子は、蒸したものや揚げたもの、焼いたものなど、さまざまな28種類の味が楽しめます。最も人気があるのは「墨魚三星捲」(墨魚はイカ)で、ツナ肉麩(鮪魚鬆)とイカを層を分けて重ね、上から大量のカツオブシをかけています。味のハーモニーが絶妙で、これだけで1日に500個が売れます。糖醋鮮魚(白身魚の甘酢あんかけ)や五更腸旺(もつの煮込み)といった中華料理を点心の具に使うことも得意技で、1日の合計販売数は5,000個。1カ月の売上高は300万台湾元に上ります。
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まるで洋菓子。とても包子には見えません。

慣れ親しんだ味に斬新なアイデア

 これらアイディアに富んだ点心を考案した享饌公司の劉宜明総経理は、「包子それ自体は何の目新しさもないので、チェーン展開するに当たって、新しい見栄えと慣れ親しんだ味わいを融合させ、これまであまり包子を食べていなかった若者や若いファミリーをターゲットとすることにした」と語っています。
 独特の商品と優れた管理で、台湾風味の包子は消費不況の中、好スタートを切りました。現在2店舗ですが、年内にさらに5店をオープンさせる予定です。

 朝食や夜食に食べる包子は、台湾人にとって親しみを感じる食べ物です。食文化の変化で若者はケーキやパンを食べるようになりましたが、Mr.Baozが新しい味で売り出したところ大好評を得たのは、まさにこのことを証明していると思います。
 しかし、台湾は飲食業の競争が激しい土地柄です。商品の質を維持し、絶えず新しいアイディアを注入し続けなければ、消費者はやがてそっぽを向いてしまうでしょう。Mr.Baozはこれからどんなアイディアで楽しませてくれるのか、今から楽しみです。


ワイズコンサルティング 陳逸如

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