記事番号:T00001754
今週23日まで台北市の世界貿易センターで開かれた、「台北ペット用品展」を見て思わず一言つぶやきました。「ペットの生活がうらやましーい!」。
子供を育てるのにはお金も手間も時間もかかるし、それならばペットで済ませてしまえという人は、今台湾でも少なくありません。そんな風潮を背景にペットブームは拡大する一方で、市場規模は6億4,000万台湾元といわれています。
今年、ペットグッズは高級路線が人気で、ペット用品展では業者手作りの豪華犬舎や、セレブ犬猫用ボックスが展示され、有名ブランドの首輪をした犬を連れた飼い主が興味深そうに品定めをしていました。犬の身長に合わせて餌を入れる皿の位置の高低を調整できる餌収納ボックスや、外が暑い時に部屋の中で運動させるための犬用ルームランナーもあり、ちょっと趣向が変わったところでは、ペットのうつ状態解消のための玩具、などというものも展示されていました。
人間の世界では高級外車?
あるコンサルティング会社のインターネット調査によると、「ペット保険に加入したいですか?」という問いに「加入したい」と回答した人は41%にも上りました。愛するペットのためであれば、お金を出すのは難しいことではないようで、ペットに関連したビジネスはさらに盛り上がっていきそうです。
今、若者が起業したいと思う人気業種ランキングで、ペットショップはきっと上位にランクインしていることでしょう。以前は(特に高齢者層の間で)病気を治す医者が最も良い職業とされていましたが、今の若者は獣医になるか、または獣医のお嫁さんになるのも悪くないと思っているはずです。
犬もセレブ生活?いや、単に飼い主の趣味だワン
ワイズコンサルティング 陳逸如