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リモートワーク、テレワーク、在宅勤務、自宅勤務…、呼び方はいろいろありますが、日本でも政府方針を受け、新型コロナウイルスの社内感染を予防するためにテレワーク導入が相次いでいます。
業種や職種が違えど、少しでも参考になればと、2月4日から一足早くテレワークを台湾で開始した、ワイズニュース編集部(メディア部)の約1カ月のテレワーク経験談をお伝えいたします。
本当に怖い社内感染リスク
改めましてワイズニュース読者の皆さま、こんにちは。春節(旧正月、2020年は1月25日)連休が明け、ワイズニュース編集長となった青木樹理です。ところが出勤初日、社長や董事の面々に会議室に呼び出され、深刻な表情で「明日から来なくていいよ」と告げられてしまいました。え、いきなりのクビ宣告?
というわけではなく、春節連休期間中もワイズニュースの緊急速報メールとChatwork(チャットワーク、登録無料)で日々お伝えしていた通り、新型コロナウイルスの感染が台湾でもにわかに広まり始めました。そこで、誰か1人でも感染してしまったら、朝から晩まで一緒に働いているワイズニュース編集部のメンバー同士でうつし合うこと間違いなし。在台日系企業の経営者や駐在員の皆さまに、《新型肺炎》をはじめとしたワイズニュースを毎日お送りし続けるために、社内や町中での感染リスクを減らす目的で、交代でテレワークにしなさいとの会社からのお達しでした。
こうして働き方改革が流行していた時からよく耳にしたテレワークが、突如現実となりました。
心構えの事前準備
当日のワイズニュース配信後、編集部メンバーでテレワークの交代勤務、業務分担を相談しました。反発が出るかと思いきや、中堅社員2人は落ち着いたもの。もはや独力で全業務をこなせる上、これまでも台風上陸で出勤に危険が伴う場合など、自宅でワイズニュース編集業務をこなした経験が何度もあるからです。
もし全員が1度も経験のないまま、長期のテレワークに入ったとしたら、物理的な支障はもちろん、精神的な不安も問題となることでしょう。ワイズニュース編集部の場合は、台風上陸などのやむを得ない状況でしたが、練習の場があったからこそ、比較的スムーズにテレワークを始められたのだと思いました。
職場より「気軽に相談」?
ただ、残る2人は入社したばかり、まだまだ教えることはたくさんあるし、質問したいこともたくさんあるはず。ですが、新入社員2人も平然としたもの。これまでも職場にお互いがいない時はビジネスチャット「Chatwork」でメッセージをやり取りしたり、仕上げた原稿やファイルを送付したりしていたので、業務指示や質問は「Chatwork」で行うという共通認識があったからでしょう。
もしかすると新入社員にとっては、上司や先輩の様子や顔色をうかがい、タイミングをみながら質問したり、対面でニュース原稿を提出してダメ出しやお小言を食らうよりも、「Chatwork」で送信してしまう方が気楽でいいのかもしれませんね。
●ワイズニュース豆知識
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青木樹理
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