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9月全社会議 「商売」と「経営」の優先度/台湾


コラム 経営 作成日:2023年9月14日

ワイズ全社会議 極秘潜入レポート

9月全社会議 「商売」と「経営」の優先度/台湾

記事番号:T00111134

 ワイズニュース編集部の谷口です。9月ワイズ全社会議の「極秘レポート」をお届けいたします。

 本コラムを読んでくださっている皆様はご存知の通り、ワイズでは毎月1回、経営課題を解決すべく「全社会議」を行っています。

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「商売」と「経営」は違う

 今月の会議では、弊社代表の吉本が 「経営」についてこのように語りました。

吉本:「経営」と「商売」は違う。たくさん受注して売上を上げるのは商売です。経営は、将来のことを考えての行動です。商売を考えたら、私がたくさん営業活動をすれば楽に目標を達成できるかもしれません。でもそれではワイズは将来困ることになります。

 ワイズの幹部は経営の観点から、必ずしも目先の売上高に繋がらなくても、今は新たな事業を編み出し確立させる必要があると考えているのです。

 皆様ご存知の通り台湾は今、有事のリスクにさらされています。台北が最大拠点のワイズにとっては、台湾有事は最大のリスクです。2027年に中国の台湾侵攻が始まるとする説もあります。中国の考えは不明ですが、ウクライナ危機を鑑みればひとたび戦争が始まれば、平穏は簡単には戻ってこないことは確実です。

 日々の商売だけに気を取られていては緊急事態に必ず苦しむことになります。経営者は、もしもの時にも会社を存続させ、発展させていくための準備を最優先にすべきというのが、ITバブル崩壊やSARSパンデミックをくぐり抜けてきた経営者吉本の教えと筆者は考えています。

吉本の失敗と克服の経験談はコチラ

コラム 台湾経営マニュアル

https://www.ys-consulting.com.tw/column/l/7/

経営の優先順位は?

 リスクとは最悪の事態だけにとどまりません。特にコンプライアンス重視の現代では、法改正で新たに義務が追加されることはよく起こります。いざという時に備えて常に情報をアップデートするというのもリスク管理の一つです。

 優先順位に沿って仕事をすることは、社会人の基本です。経営者は中でもより大きな視点から、会社に関わるすべての事柄について順位づけを迫られます。

 すべてのリスクや対策を社長1人でカバーするのは大変ですし、優先順位を下げて良い課題もあります。だからこそワイズは毎月1回の全社会議で、全員が経営を第一優先にし、集中して行うことでスピーディー、広範囲かつ効率の良い意思決定と実行を実現しています。

 読者の皆様は、経営においてどんな点を優先していますか?

 

ワイズメディア 谷口綾

ワイズ全社会議 極秘潜入レポート

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