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24年3月全社会議 年齢別起業論で正しい判断を/台湾


コラム 経営 作成日:2024年3月19日

ワイズ全社会議 極秘潜入レポート

24年3月全社会議 年齢別起業論で正しい判断を/台湾

記事番号:T00114301

 ワイズニュース編集部の谷口です。3月の全社会議潜入レポートをお届けします。

 今月の会議では、弊社代表の吉本が起業についての一説を紹介しました。1996年にワイズコンサルティングを創業し、その後メディア、リサーチ、システム…とグループ会社を立ち上げてきた吉本の起業論の一部をご紹介いたします。

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若年時代の起業

 28年前に吉本が起業した当時に踏んだステップは以下の通りです。

 まず「商売」のフェーズで、①早期にキャッシュフローを黒字化し、②次に単月黒字を狙い、③商売で利益を出せるようになったら、④利益拡大のために投資します。次に「経営」のフェーズに入り、①事業拡大、②管理強化、③永続経営のための投資を行います。

 若年時の起業のアドバンテージは、時間をかけられることです。

 吉本はよく、自身と若手社員との一番の違いは「持っている時間」だと言います。どんなに素晴らしいアイデアやノウハウを持っていても、時間がなければ実行できないこともあります。

 若ければ、労働時間で知識や経験をカバーすることができます。吉本は当時、3時間睡眠(真似しないでください)で勉強したり、土日も毎日出社など、文字通り寝る間も惜しんで働いたそうです。

 先の人生も長いため、15年かけてビジネスを育てることが可能です。試行錯誤を繰り返し、商売が安定したらストックビジネスなど売上拡張性の高いビジネスを確立していきます。

 10年以上の時間があれば、顧客や市場を啓蒙したり、他社に参入されないよう障壁を作ることができます。ワイズも、グループ内のどれか1社でも利用していただくことで在対日系企業に浸透し、競合に対する優位性を確立してきました。

歳を取ってからの起業

 一方で、歳を取ってからの起業の場合はそうはいきません。一日中働くのは無理がありますし、今後15年で…などと悠長なことは言っていられません。

 「労働力」ではなく、資金や信用など「経営資源」を活かして、早く大きな成果を上げる必要があります。

 また方向性を誤れば、軌道修正に時間がかかってしまいますし、手持ちの事業があればより時間が限られます。「正しい方向性で正しい努力」を行うことがより重要になります。

 この理論は、新規プロジェクトや普段の業務にも当てはまります。大きな視点で見て、時間に余裕があるのかないのか把握することが、成功のための正しい判断の第一歩です。

 

ワイズメディア 谷口綾

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