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ワイズニュース編集部の谷口です。10月ワイズ全社会議の「極秘レポート」をお届けいたします。
今月の会議では、あるグループから、逆算思考をテーマとしたセミナーを開催するという提案がありました。
弊社営業担当のBC部メンバーによると、お客さまの中には「部下が持ってきた目標や計画が以前の数字をもとにしただけで、説得力がない」とお悩みの方が複数いらっしゃるようです。
確かに、逆算思考に関するビジネス本はたくさんあり、多くの方が共感しているようです。筆者はあまり意識したことがなかったため、これを機に考えてみました。
積み上げ思考vs逆算思考
一般的に逆算思考とは、目標を達成するためにいつ何を実行すべきかという計画を立てていくことを指します。
吉本:「売上高10%以上増加など、大きな目標を達成するには、これまで通りではなく新しい手法や準備が必要です。そのために逆算思考が必要なんです。」
一方で、対となる積み上げ思考は現状や過去をもとにする方法で、人間にとっては最も自然な発想であるため、なかなか逆算思考を実行できない人も多いのです。
逆算思考とは、登山の準備
会議後、弊社代表・吉本は筆者に、逆算思考をこのような例えで説明しました。
吉本:「陽明山なら散歩の延長で登れるかもしれませんが、台湾最高峰の玉山では絶対にそうはいきません。玉山に登るのならば装備、食料、体力、地図…それなりの準備が必要です。逆算思考は、最初にどの山に登るか決め、そのための準備をしようというものです。」
現状維持や小幅成長で良いのであれば、積み上げ思考でこなすことができます。しかし経営課題となれば話は別です。
全社会議の討議の目的は、より先の受注につながる仕事を作り出すことです。
例えば、まずワイズを知らない方に、知ってもらうきっかけになるようなセミナーを計画します。そこでワイズのサービスに興味を持っていただき、今後利用していただけるような「しかけ」を作るところまでセットで企画します。
ワイズ全社会議は、現状や目標を確認し、実行手段を検討する会議です。これ自体がワイズを大きく成長させるために逆算思考を実行するシステムなのです。
逆算思考ができるようになれば、普段の業務の効率も上がります。積み上げ思考で賄えることでも、逆算思考を使えば余計な資源を使わず、モレやムダもなく済み、目標に届く確率も上がります。
筆者も個人と企業の成長のため、逆算思考の力を磨いてゆきます。
ワイズメディア 谷口綾
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